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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
詳しくは「はじめに」をご覧ください。

趣味:映画、音楽、読書など


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日経平均15,500円台を抜けるかどうか?

今日の日経平均は一気に上昇、15,513円で終えました。

15,500円というのは、昨日、このブログに書いたように、上昇トレンドに転換できるかどうかの転換点です。
ここを抜ければ上昇トレンドですが、反落すればまだ保ち合いということになります。

今日、上昇した最大の理由は、第一にはコーンFRB副議長の発言で、12月11日のFOMCでFRBは金融緩和に動くのではないかとの観測が浮上したため、第二には円高傾向から円安へ(1ドル=110円へ)の動きだったでしょうか。

だとすれば、株価がこの保ち合いを本格的に抜けられるかどうかは、サブプライムローン問題の解消に向けた米政府、金融機関などの強力な政策実行にかかっていることは確かでしょう。

で、問題のFOMCの金融緩和=金利下げについてですが、これがサブプライムローン問題を市場心理面などに良い影響を与えることは確かでしょうが、ただ実際上、どこまで効果があるのかは疑問でしょう。
金利下げは危機の引き伸ばしではあっても、危機の本質的な解消ではないのですから。

とすれば昨日から今日にかけても米ー東京市場の株価急騰は少しはしゃぎすぎという面も感じられるような気がします。


また日本にとっては、米金利の下げによって、ドル安=円高という問題が再び浮上してくるとすれば少々やっかいです。

明日30日以降、株価は15.500円台を一気に抜ける可能性はそれほどあるわけではないと思いますが、モメンタムの原理でメカニカルにそのまま行ってしまうこともあり得るでしょう。
としてもまだ当面は確実な上昇トレンドへと転換するにはもう少し時間が必要な気がしています。


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そろそろ買い出動か?!

■上昇トレンド、それとも保ち合い?

今日の日経平均は少し下げましたが、先週金曜から始まった上昇機運を保持したまま推移しています。

下落は(少なくとも短期的には)止まったようですが、では反転、上昇トレンドへとなるのかというといろいろな意見があるのではないかと思います。

ちょっとチャートで現在の位置を確認してみましょう。

まず下のように抵抗線(~11/22)と支持線(11/26~)を引けば、トレンドは下降から上昇へと転換したとなります。
071128-1.jpg


別のトレンド・ラインを引いてみます。
071128-3.jpg


これだと下降トレンドは解消されたものの、現在は保ち合いにあり、抜けるときはまだ上抜けなのか下抜けなのかは、少なくともチャートだけからでは判断できないでしょう。

ただ今のところは、どちらかといえば、後者、つまり現在は上昇トレンドに即転換するよりも、いったんは保ち合いに入って、15500円の節目を抜くエネルギーを蓄えてから、次のステージに進む可能性の方が大きいような気がしています。


■そろそろ買い出動か?!

今日の日経新聞に興味深い記事が出ていました。
配当利回り


上は東証1部の高配当利回り銘柄上位15位までを転載。

それによると高配当利回り銘柄がたくさんあり、PER16を割る割安株が増えているのになかなか買いのタイミングがつかめないと、バリュー投資家が困惑しているそうです。

たとえば「割安だからといって買えない。相場が反転するきっかけを待ちたい」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・マネジャー)と。


買えない理由はサブプライムローン問題による米景気減速や円高などですが、円高についてだけ見ても、野村證券の試算では、もし1ドル=100円で推移すると、主要400社ベースで1.9%の減益に陥るとのこと。

しかし、もう一方でそろそろ買い出動を始める投資家も出てきているようです。

オーストラリアのある運用会社は「買い」銘柄に対し、「空売り」銘柄を減らしているというし、アルフェックス・インベストメントの責任者は「購入銘柄のリストは作った。遅くとも12月第1週には動きたい」と話しています。


「12月半ば」というのは、それまでに「金融機関の悪材料出尽くしと利下げ期待で米国株が持ち直し、日本株に波及する」と読んでいるからというのがその理由らしいです。


12月半ばといえば、後、2、3週間。
そろそろ買いを準備するのか、それともサブプライムローン問題によるさらなる下落相場を警戒してもう少し様子をみるか…。

今後、2、3週間の内にさまざまな動きが出てくるでしょうが、その中で自分の考えがどう変わっていくのかを楽しみにしています。


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【後記】
今日は『ボビーZ』というB級?映画を見てきました。
映画は楽しかったものの、取り立ててコメントするようなものではないので省略しますが、ここで使われていた音楽、ベースを効かせたあの類の音楽、たとえばタランティーノ映画などでよく聞くことができるあの60年代テイストのあの音楽はいったい何というジャンルの音楽なんだろうと思いながら映画を観ていました。

60年代の音楽といえば、まさしくその音楽満載の『ヘアー・スプレー』が人気なようでロングラン決定のようです。

まあ、確かに聞きやすいし、楽しいし、私自身も嫌いではないですが、こうした回顧趣味的なところに陥ってしまうところに<疲弊したアメリカ>、<癒しを求めるアメリカ>が感じとれるような気がしています。

(そういえば『ヘアー・スプレー』の音楽って、ビートルズ以前、ベトナム戦以前の「強くて健康な」アメリカ時代の音楽でしたね。)

そういえば今週号の『ニューズ・ウィーク』誌に「ドル安で始まる帝国の終焉」という記事が出ていました。

記事そのものはいつものニューズ・ウィーク誌の特徴とおり、見出しだけ読めば十分なデキで、その副題「ユーロの台頭と各国のドル離れ加速でアメリカが歴史的転換点に」だけ読めば、内容がすべて分かってしまいますが、雑誌といえば先週の『エコノミスト』誌では「インドシナ『新経済圏』」を特集していて、タイ、ベトナムなどが活気づいて様をスケッチしていますが、これらを合わせて読めば、アメリカという巨大国家はユーロと中国、そしてアジア(ASEAN)に挟撃されて、恐竜のように弱体化していくしかないのだろうかなどと考えていました。

では、また!

『ターナーの短期売買入門』トニ・ターナー著

ブログなどネットで見る限りでは、個人投資家の大半は短期投資・テクニカル投資派だと思われます。
テクニカルについて学ぼうとすれば、数え切れないほどの本が出ています。
私自身も本棚を探してみたら20冊近い関連本を持っていますが、中でも一番、記憶に残った本がこの本でした。


ここにはローソク足、チャート、トレンド、出来高、移動平均線などはもちろんとして、RSI、ストキャスティクス、MACD、ボリンジャーバンドなどのオシレータについても詳しく説明されています。
種類こそはそれほど多いわけではありませんが、一つ一つを丁寧に説明しています。

それだけでなく、それらのテクニックを実際のチャートを示しながら、ここはこうして読むとか、ここはこうなっているので買いチャンスだといったように、具体的な事例を使いながら説明されているので大変分かりやすいし、実践的です。

といって、この本はたんなるテクニカルの教科書ではありません。
むしろ株式投資の初心者にまず基本的な知識を授け、次には生徒を相場まで連れていき、さあ、実際に株を買うにはこれこれの条件がそろった時にトレードを開始するんですよと教えるきわめて実践的で親切な教科書というべきでしょう。

日本のテクニカリストによって書かれた本が、ファンダメンタルに対するテクニカルの優位性を主張するあまり、ファンダメンタルを無視する傾向が強いのに対し、こちらはファンダメンタルにも目を向ける大切さにも触れています。

また仕掛けた後に必要になるストップロスやトレイリングストップまで説明し、空売りについては一章を割いて説明するなどいたれり尽くせりといった教科書になっています。(註)

この本は当然ながら米国の個人投資家向けに書かれているので、米株式投資環境などを説明している部分は私たちにはあまり縁もないので、こうした部分は読み飛ばせばいいでしょう。

日本語で出版されているテクニカルの入門書は読んだという人、あるいは何冊か読んだけど、どうもピンと来ないという人、「zai」といった雑誌などで少しは知っているつもりだけどテクニカルの基本的なところを勉強したいという人には、この本を薦めたいと思います。

ただし可能な限りさまざまな指標やオシレータを学んでテクニカルを極めたいという人にはこの本は物足らないと思いますので、そういう人にはまたの機会に別の本を紹介できればと思います。

この本を薦める最大の理由は、株を始めたばかりの読者を暖かく励ましながら、何としても一人前のトレーダーとして世に送り出したいという著者の熱意と愛情が行間から感じられるからです。


註…日本人著者が書いた初心者向け株本では、空売りについては「初心者は避けた方がいい」と書いてあるのがほとんどで、このあたりはちょっと日本の本と違っています。
もちろん私は著者に賛成の立場。

相場が常に上昇するわけではない以上、「空売り」なしに相場を乗り切ることは、持っている武器の一つを禁じられたようなもの。
また暴落時にはリスク・ヘッジとしても使える便利なものです。
もちろん「意に反して上昇した場合には限界がない」という危険性を周知しなければいけませんが。


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相互リンクのご紹介

最近、4人の方に相互リンクしていただきました。
簡単に皆さんのブログを以下に紹介します。
良かったら、ぜひ寄ってみてください。


■ブログ「株風」さん

「寸鉄、人を刺す」という言葉がふさわしい、短いけれど鋭い言葉が読めます。
それなのに、なんともいえない、ほわっとした暖かさがあります。

と私がいっても何のことやら分からないでしょうから、株風さんのキャッチ・コピーを見た方が早いですね。


ブログ株風では
   長期投資というものが
   本当になりたつのかどうかを
   実験しています
   カブカゼ心得 「桃栗3年、柿8年、株10年」
   カブカゼ信念 「世の中をよくする、投資は投票、消費も投票」


ね、良い味、出してんでしょ?

そして「今日のメモ」ではニュース、ブログなどから新鮮な面白い記事を紹介しています。

株で疲れた人、ほっとしたい人はぜひ一度、訪れてみては?



■ブログ「サラリーマンが株式投資で年収一千万円」さん
投資家暦15年。相場が荒れた2006年こそマイナスだったものの、それまでプラスを出し続けた敏腕トレーダーです。

相場の動きを的確に読み、状況に応じて買いと売りを繰り出し、読みが間違ったとすれば、すばやくロスカットでリスクを最小限に抑える。

こうした着実なトレードを続けることでリターンを積み重ねていく…。

株式投資を続けようとする人なら、この人から学ぶものがきっと大きいと思います。

ぜひ立ち寄ってください。



■ブログ「投資信託って儲かるの?」さん

ブログ・タイトルそのもので自らを実験台として、いろいろな投資信託で資産を運用しての結果を日々公開しています。

投資信託をこれから始めてみようかなと思っている人にはとても勉強になるし、すでに始めてい人にも自分の道しるべとして“使える”ブログだと思います。

「株式投資は恐いから投資信託を」と思っている人にはきっと役立つブログです。

投資信託については、情報量の多いサイトやブログは他にもたくさんありますが、私たちがこのブログから学ぶのは、本人が実際に自腹を切って、真剣に投資信託に立ち向かっている真摯な姿勢です。

株式投資も投資信託も、最後はここにかかってくるのだなと思います。

投資信託をしている人もしていない人もぜひ覗いてみてください。



■ブログ「がけっぷち投資家のつぶやき」さん

割安株からデイトレまで、さらにはIPOも株主優待にだって果敢にチャレンジする投資家です。

ブログ記事は日々の市況とトレード記録が中心です。

トレード日記というブログは数多くありますが、この人は相場をマクロ、ファンダメンタル含めてよく見ています。
文章が短いのに的確に相場を描写する力を持っている人です。
一読すれば、相場状況をざっと知ることができます。

投資についての、ただの知識に終わらない貴重なものを、ここから私も学びたいと思っています。
そして、いつも心の中で「いっしょにがんばろう」と思っています。

何だかそんな気持ちさせてくれる人です。

あなたも応援してください。


*それぞれのブログには右サイドバーの「リンク」からどうぞ!



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【後記】
*今日の日経平均は15000円台に戻し、ようやく下げ止まったようですが、ただ反転までもっていくエネルギーはあまり感じられませんでした。
このまま明日も続けばいいんですが…。


*上で紹介させていただいた方は、いろいろなブログを覗いて私なりに選ばせていただいた良ブログばかりです。
私のブログに来た際にはぜひ寄ってみてください。
「お前のところには行かないけど、直接あっちに行くよ」ですか?


まあ、それもあ・・・り・・・で・・・す・・・け・・・ど・・・(涙








げっ、1ドル=114円!

私は自分の目を疑ってしまった!

yahooファイナンスでドル=円レートを見ると、1ドル=114円になっているではないか?!


ところがチャートを見ると、1ドル108円あたりになっています。

いったい、どうなっているのか?!

私はこう考えました。

何かがあってドルが急騰したに違いない。ところがこのチャートは日足だから、まだこの急騰が表れてないのだと。

では、いったい何があったのだろうと私はニュースはもちろん、ブログから米yahoo finance まで、いろいろ探してみました。

ところがそれらしきことがまったくといっていいほど何も出てない…。
唯一、どこかのブログの方が「1ドル=114円! どんだけ~?」と叫んでいたような…。

1時間ほどかけて探してみても、あったのはそれだけです。(私の耳には「どんだけ~」というフレーズがこだまするばかり…)


では、yahooの間違いだったのだろうか?

これは、私の幻覚などではなく、yahooの間違いだという証拠のためにドル円チャートを保存しました。

ところが、少し後に確認のため、この画像を見てみると、チャートだけしかなく、「取引値114.○○…」という部分が欠落していることに気がつきました。

しかたなく、もう一度、画像を保存しようとyahooに行くと、何と…(↓画像)

071126ドル円4

(クリックで拡大)

この時にはすでに「取引値」はもう108.2円に修正されていたのでした。


ここまで、読んで皆さんはどう思われたでしょうか?

「昨日の「サンデー・プロジェクト」では榊原元財務官が為替は今後、1ドル100円割れまで行くだろうっていっているときに、さすがに114円はねーだろ?」

「それって、結局、風月が寝ぼけてだけだろ?」


そう来ますか?

いや、そう来てもおかしくないです。

でも私には反論する術(すべ)がない…。


「あ~あ、風月、ボケちゃったよ!」という声が聞こえてきます


私、痴漢じゃないですが、

「それでもボクはやっていない」~!
(この声、リフレインしながら次第に小さくなっていく…)



って、ここで終わったらミステリーじゃないですよね。(ま、これ株ブログだからミステリーでなけりゃいけない理由はないんですが…)


ところが私には証拠がある!

ふっふっふ…

あるんです!

さっき私をバカにした人、反省してもらいましょう。

↓を見てください。
071126ドル円5



これ、たしか読売かasahi.comかのどっちだかで見つけたものです。

どうです。すごいでしょ?

いきなりドルは114円まで急騰してます日付もちゃんと見てくださいね。

これってプレミアムもんでしょ?



でも、これが間違いだったなんて。


おかげで私は朝の4時まで寝ることできませんでした。


結局、今日の記事は何にもなかったといってるわけ?っていわないこと、そこのあなた!


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【後記】

でもいったい、この間違いって何だったんでしょうか?

1社だけでないとすれば、どこかソースの方で何かのミスがあったんでしょうが、それはいったい何だったのか…?

と考えていると、また眠れそうもないです。


あ、そういえば、あの幻の「114円」でドル売りポジション外した人いるんですかね?

加えてドテン買いとか…

もしいたらご愁傷様です。

では、お休みなさい!

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」メアリー・バフェット、デビッド・クラーク著

長期投資、とりわけバリュー投資についての必読書は?と聞かれたら、私は迷いなくこの本を薦めます。

バフェット、この人にケチつけられる人はほとんどいないでしょう。
というのも、彼は、1万ドルから始めて今や資産300億ドルの世界で二番目のお金持ちになってしまった人なのですから。

バフェット本は何冊も出されていますが、この本がもっとも具体的に投資方法が書かれており、実用に足ります。

バフェットの投資の基本は徹底的に株価が安い時に買うということです。
当たり前と思われるかもしれませんが、これが実に難しい。よほどその企業について知っていて、自分の判断に自信を持っていなければ、その株が暴落している時に買いを入れられるものではありません。バフェットはこれは思った企業があれば、その株が買うのに適正な株価になるまで何年も待ち続けるとのこと。
そして一度、買ったらずっと保有し続けます(=Buy and hold)。

もっとも最近のバフェットはコカコーラ株を手放したあたりから中国株(ペトロチャイナ)や韓国株でも数年で売り抜け、彼としては比較的短期の売買をするようになっていますが。


バフェットの銘柄選択でもっとも読者をうならせるのは「消費者独占型企業」の話でしょう。

例えば村でたった一つの橋を所有していて、その通行料を取っている企業があるとすれば、この企業は競争から逃れ、しかも通行料からの収益は長期に渡って保障されるはずです。

こうした企業の例としてコカコーラ、フィリップ・モリス、ハーシー・フーズなどが挙げられます。またちょっと難しいけれど、EPSやROEなどの指標を使って企業の成長率を計算するところなどは一読、再読に値します。

長期投資、バリュー投資の初心者向けではないかもしれませんが、読み終えて力が湧いて来るような本です。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール著

株についてきちんと勉強しようとする人なら長期投資派はもちろん、短期投資派の人もやはり一読はしておきたい一冊。

反論もあるでしょうが、多くの投資家から支持されているようです。

表題のランダム・ウォークとは、株価については「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である」という意味。

ここに表れているようにテクニカル論は徹底的に否定されます。
といってそれは感情的・恣意的なものではなく、あくまで実証的な論証によってです。
だから短期投資派の人、テクニカル派の人こそが、この本に書かれたことは知った上で投資を進めた方がいいのではないかと思われます。

さて、ではファンダメンタルで行けばいいのかといえば、これがまたそう簡単な話ではないのです。
というのは株のプロであるファンド・マネージャーたちの成績でさえ結局はインデックス投資に勝てないという論証がされているからです。

とすれば、素人投資家にすぎない私たちに成功への道はあるのでしょうか?


著者のサービス精神は旺盛で、これほどいたれり尽くせり、盛りだくさんの本はそうそうあるわけではありません。

投資の厳しさをきっちり教えてくれた後には、ではどのような投資戦略をもって臨めばいいのか、そしてどのようなリスク対策(ポートフォリオ)をすればいいのか、あるいはライフサイクルに合わせた投資プランはどう組めばいいのかなど、痒いところまで手が届く親切さです。

この書は株式投資の最高の入門書であると同時に、また何度も読み返すべき良書であると思います。

投資理論研究者の間では当然とされる効率的市場理論に対し、概ねはそこに立ちながらも100%同意しかねている曖昧な態度のため、研究者たちから、厳しい批判をされているという著者のそうした態度に、研究者である前に投資家であり続けたい、そして投資家とともにあり続けたいという〝良心〟を見たように思えました。

(旧ブログより転載)

外国人は東京市場をどう見ているか?

■まだサブプライムローン問題の先が見えない

サブプライムローン問題はますます深く、広く進行しているようです。
ただ、このことは当ブログでは何度もいってきたことのなので、今日は最近の状況から見ておきたいところだけいくつかを簡単に書いておきたいと思っています。

11月18日の記事「東京市場の今後、サブプライム問題はもう織込み済みなのか?」でサブプライム問題の損失額の大きさについて、FRBバーナンキ議長は1500億ドル、IMFは2000億ドルと見積もっていると書きましたが、今度はOECDが3000億ドルという数字を出してきましたね。

「サブプライム損失、最大33兆円も=今後「最悪期」で-OECD報告書
11月22日2時0分配信 時事通信

 【パリ21日時事】経済協力開発機構(OECD)は21日、金融市場に関する報告書を発表、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン危機による損失総額が、今後の世界経済の減速や住宅価格下落を見込んだ場合、最大3000億ドル(約33兆円)に達する可能性があるとの見方を示した。

 報告書は、世界の金融市場を揺さぶっているサブプライム危機について、米国の住宅不況が一段と悪化し、銀行やヘッジファンド、保険会社が保有するサブプライム関連商品やデリバティブ(金融派生商品)の価格下落が続く恐れがあると分析。「まだわれわれは最悪期には至っていない」と混乱の長期化を警告した。  」


この記事が読み落とせないのは、第一には、損失額をいくらに確定したなどということではなく、むしろいよいよそれについての混迷が深まっているということう指摘していることです。先日のIMFの数字と合わせることによって、バーナンキ氏の挙げた数字がますます信憑性を失いそうな状況にあることが見えてくることでしょう。

そしてもう一つ注目したいのは『最悪期には至っていない』と問題の長期化を警告している点です。

この指摘で思うのは、米国では住宅、金融に加えて新たに消費までもが冷えてきたらしいですが、状況はいよいよ問題の<広がり>を示し始めたのではないでしょうか。


■みずほ中心に国内大手銀行、予想以上の損失額計上!

先週は国内大手銀行の中間決算が行われましたが、サブプライムローン問題が予想以上に損失額を大きくさせていました。

「 大手銀決算はサブプライムで明暗、みずほFGは1700億円の損失も
2007年11月22日06時35分
 [東京 21日 ロイター] 大手銀行グループの決算が21日出そろったが、北米のサブプライムローン関連の損失が明暗を分ける結果となった。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>や新生銀行<8303.T>は損失計上を一因に2008年3月期業績予想の下方修正に追い込まれた。

 一方で、三井トラストホールディンス<8309.T>やりそなホールディングス<8308.T>の影響はほぼゼロとなった。欧米有力銀行が受けた打撃と比べれば、影響は大きくないものの、火の手の収まらないクレジット市場の混乱で影響がさらに拡大する可能性もある。

 <みずほFGと新生銀行、下方修正に>

 最大の打撃を受けそうなのはみずほFGで、損失計上見込み額は通期で1700億円に上る。決算会見で前田晃伸社長は「(不良債権問題で危機にあった)4年前だったら大変なことになっていた」とその影響の大きさを語った。下期に計上を見込む1000億円の損失は、欧州のみずほ証券が展開する証券化業務で発生。欧米でLBO(買収先企業を担保としたローン)業務を展開していたみずほCBが234億円の引当金を計上した。同グループは世界的な規模で投資銀行業務を強化する方針だったが、それが完全に裏目に出た格好だ。

 前田社長は「(引き当てなどを)保守的に見ている」として、追加損失が出る可能性はないとの見通しを示したが、「保有する残高が大きいので、クレジット市場の動向次第では、さらに損失が膨らむ可能性もある」(運用会社の銀行アナリスト)との懸念もある。

 新生銀行も打撃は大きい。9月中間期でサブプライム関連の引当金などで198億円の損失を計上。9月末時点で、関連投融資は435億円、証券化商品が274億円、貸出残高は133億円となっている。ティエリー・ポルテ社長は「現段階は予想する時期ではない」と述べ、下期の損失見込み額を明らかにしなかった。同行は、公的資金注入行として金融庁から収益目標を課せられており、08年3月期に大きな損失が発生し目標未達になると経営陣の退陣に発展しかねず、厳しい経営環境に直面することになった。以下略」 


■国内金融機関全体の損失額は2300億円?!

では、国内金融機関の全損失額はどの程度になるのかというと、

「(11/22)国内金融機関1兆3300億円保有、サブプライム商品・9月末
 金融庁は22日、全国の預金取扱金融機関が保有する米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)を資産に組み込んだ証券化商品の残高が9月末時点で1兆3300億円に上り、評価損や売却損などの損失額は約2300億円に達したと発表した。同庁は「自己資本や利益水準に比べると影響は限定的だ」と説明しているが、市場の動揺は10月以降も続いており、損失はさらに拡大する可能性が大きい。略」(NIKKEI)

と、2300億円を予想していますが、最終的には3000億円を超えるだろうと金融庁は予想している(11/23「日経」)ようです。


■日本人は「買い」、「外国人」は「売り」だった!

以上のようなファンダメンタルの悪化によって東京市場もまた悪化することは止むを得ないとして、それはどのようなかたちでやってくるのでしょうか?

ここでは投資主体別動向に注目してみます。

東京証券取引所が22日発表した11月第2週(12~16日)の東京、大阪、名古屋3市場の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は1957億円の売り越しとなったようです。
それに引き換え、個人は232億円と2週連続の買い越し。また、信託銀行は3793億円と3週連続、投資信託も339億円と3週間ぶりにそれぞれ買い越しています。

ニュース(時事通信)は、このことについて「外国人の売り越しは2週連続で、引き続き相場の大幅下落を主導した格好だ。この週の日経平均株価は428円値下がりした。米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの損失補てんのための換金に加え、米国株安、円高進行を背景に日本企業の先行き業績に対する警戒感が強まり、外国人の売りにつながった。」と報じていますが、もちろんそれには違いないでしょう。

しかしここで注目すべきは外国人と個人、および信託銀行等の機関投資家(以下、両者を「日本人」と呼びます)との判断の「差」ということではないでしょうか?

ニュースでは「日本人」の買い判断の根拠を「大幅な下げで相場に値ごろ感が出たため」としていますが、ではなぜ外国人は「値ごろ感」で買いに向かわず、日本人は「日本企業の先行き業績に対する警戒感」を無視して「買い」に向かったのかということです。
このあたりのことを少し詳しく以下に考えてみます。

■外国人は東京市場をどう見ているのか?

東証1部連結PERは11月22日現在、16.59、日経225では15.92とを割ったところまで下げています。
だから「日本人」が割安と判断して買いに向かったのはよく理解できるところです。
(日経225が16倍以下であることの“位置”については11月18日記事「東京市場の今後、サブプライム問題はもう織込み済みなのか?」を参照してもらえばと思います)

統計的には日経225のPERが16を割れば、その後、株価は反転する、よってそこでの買いは「お買い得」ということになるはずです。

しかし外国人はそう判断しなかった。このことだけは確かなことです。

ではどうしてなのか?

二つのことが考えられます。

(1)一つは外国人が日本市場(と過去のデータ)にあまり精通していないから。
(2)もう一つは逆に精通していながら、買い判断を何らかの理由で取りやめた。

(1)については、彼らのこれまでの動き方で否定できると思います。
外国人が過去、日本人より相場を先回りするやり方でリスクを回避しながらきっちりリターンを得ていたということについては06年1月の記事「外国人売買代金の変化から見えてくるもの」によく表れています。

もう一つ参考のために一例を挙げておけば、今年もっとも株価が急落した8月17日。

この週の金融機関は2922億円と大きな買いを入れ、後の個人、投資信託などはどちらともつかないスタンスでいたときに、外国人は7519億円と大きく売り越したのでした。
一口に7500億円といっても想像つきませんが、過去1年間で見ると、金融機関計が昨年10月7日の週に7092億円を売り越したことを除けば、これより大きな買い、売りは個人、金融機関にもない数字です。

8月17日という日はサブプライムローン問題の表面化した日でした。
つまり外国人はこの問題が初動したとたんに東京市場を早々と撤退し始めているのです。
このことを見ても彼らが東京市場に無知だということはできないでしょう。

とすると(2)ということになりますが、これについては推測に頼る他ありませんが、PER16倍割れでも東京市場は割安ではないという判断が彼らの中で形成されつつあると考えられると思われます。
(ここで「されつつある」と含みをもたした言い方をしたのは、22日に外国人の一部が買いに入ったらしいので、こんな言い方になりました)

■東京市場はPER16倍でも割高?

東京市場の割安基準が厳しく評価されていることは、08純利益が予想以上に減少するとの見込みが出てきたことによるでしょう。
下のニュースはそうした代表的なものです。

「(11/21)6大銀、9月中間純利益45%減
 大手銀行6グループの2007年9月中間決算が21日、出そろった。合計の連結純利益は約9400億円で、過去最高益だった前年同期に比べて45%減少した。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題やノンバンク関連の損失などが響き、6グループがいずれも減益になった。サブプライム関連の損失は合わせて3000億円以上になる見込みで、08年3月期の純利益見通しも前期比で2割減少する。以下略」

単純に計算してみれば、08.3の純利益が2割減少するということは、EPSが同様に2割減少し、逆にPERは2割大きくなるわけですから、たとえば今、平均PERが16倍で割安と判断したとしても実質的には19.2(16×1.2)にもなってしまうわけです。
これでは、もちろん「割安」とはいえません。

今、東京市場でもっとも大きな力をもっているのは外国人の存在です。
その外国人が東京市場から撤退すれば株価上昇には厳しいところですが、個人投資家としては以下のことを望むしか手はないのかと。

(1)米国政府介入などによるサブプライムローン問題の早期解決への見通し確立
(2)G8などによるドル安対策(といっても、もうこれは限界ですが…)
(3)サブプライムローン問題のアジア市場への飛び火阻止
(4)日本企業、とりわけ金融機関のサブプライムローン問題による損失額を信頼ある見通しを早期に発表。(下手をすれば住専問題のように長期的に日本企業全体にダメージが大きくなる)。また必要があれば日本版金融機関連携による救済策策定。
(5)当然のことながら日本企業の業績向上

私は銘柄を挙げて売り買いを勧める業者ではないので、あれこれいうつもりはありませんが、私自身も含めて個人投資家の皆さんは、以上の記事からどうすれば当面のリスクを回避し、あるいは逆に利益を得ることができるかを読み取ってもらえればと思います。
ではまた。

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【後記】
最近は株式状況について書けばサブプライムローン問題ばかりです。
しかし、それほど問題のありかや現状が変わっているわけではないので、書くこともそれほど代わり映えしないものになっています。

最近、自分のブログをところどころ読み返してみました。
市況はほほとんどその場限りですが、何かについてしっかり書いた記事は時間が経っても読めるなと思いました。
なので今後はそうした記事をなるべく増やしていければと思っています。

人は先天的に善なのか、悪なのか?

人は先天的に善人である(性善説)、いや、先天的に悪人である(性悪説)という論争は孔子の頃から行われているので少なくとも2500年くらいは続いているのでしょう。

今日、見たニュースはこの論争に決着をつけるかもしれません。


「【11月22日 AFP】「赤ちゃんは、他人を妨害する人よりも、助けようとする人を好む」との研究結果が、22日発行の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。


 大人にとって、他人への接し方からその人を判断するのは必要不可欠な能力だ。今回の研究は初めて、言葉を話す前の赤ちゃんにも同様の判断能力があると結論付けた。また、この能力は成長過程で獲得した生き残るためのスキルで、道徳的な思考や行動の基盤になる可能性があるとしている
」として以下の実験を紹介している。



「米エール大学(Yale University)のカイリー・ハムリン(Kiley Hamlin)氏率いる研究チームは、生後6-10か月の赤ちゃんを対象に、3種類の実験を行った。


 1つ目の実験では、まず赤ちゃんたちに、木製の人形が丘を登ろうとする様子を見せた。なかなか登れずにいるところに、別の2つの人形が登場。1つは木製の人形を押して登るのを助け、もう1つは丘の下に突き落とし、登るのを妨害した。その後、あとから登場した2つの人形から1つを選ばせると、80%の赤ちゃんが助ける人形を選んだ。これは、助けた人形に対する「賛同」だと研究チームは指摘する。


 2つ目の実験で、この結果がさらに確実なものとなる。登山していた人形が、助けてくれた人形と妨害した人形のそれぞれに近づく様子を見せたところ、妨害した人形に近づいたとき、赤ちゃんたちは驚く様子を見せたのだ。


 3つめの実験では、特徴のない人形を新たに加え、助けた人形と特徴のない人形、妨害した人形と特徴のない人形からそれぞれ1つを選ばせた。すると、赤ちゃんたちは助けた人形、特徴のない人形をそれぞれ選んだ。


 研究チームは「『この実験は、言葉を話す前の赤ちゃんが、他人への接し方から個人を判断することを証明している』と結論付けている。(c)AFP/Marlowe Hood 」



まだ社会的判断力のない幼児が人助けをする人を好ましいと判断したということ、これは性善説を証明したようなものではないでしょうか?


こんな話を思い出しました。


ある未開民族社会では、大人も子供も老人をいじめるそうです。
というのは、それがその村の「善」だから。

どうしてそれが「善」なのかというと、経済的に非常に貧しいので労働力の衰えた老人がいなくなれば(=死ぬこと)、食い扶持が減って村の経済は助かるという構造があるからなのだと。

ここでは、子供がおじいさん、おばあさんをいじめてしまうというのがショッキングなところですが、ただそこには「経済」という媒介項が入っています。

つまり善悪を形作るのは経済のようです。


先ほどのニュースとこの話をつなぎ合わせると、人は先天的には善人だけれど、成長する過程で経済的要因によって性悪にもなり得ると。



最近のニュースによると、防衛省関係の人々がいろいろ金銭がらみの「悪い」ことをしているようですが、この人たちは「悪(ワル)」だから、こぅしたことをしたのではなく、カネ(経済)によって悪人になってしまったと考えることもできるかもしれませんね。

しかし、もちろんカネはかならず人を「悪」に導くというものでもなく、うなるほどカネを持っていても善人の人もいます。

先ほど子供が老人をいじめる村を紹介しましたが、こちらの町では、老人が子供のために無償の「善」を行っているようです↓


「現金10億円どーんと寄付 神奈川・大磯町の88歳女性


 ふるさとにどーんとビッグな恩返し-。神奈川県大磯町の横溝千鶴子さん(88)が米寿の誕生日を迎えた16日、「教育やスポーツ振興に役立ててほしい」と生まれ育った同県南足柄市に10億円を現金で寄付、市役所で贈呈式が行われた。

 市役所3階の会議室にピラミッド状に積み上げられた10億円は、1000万円の束が100個で、重さは約100キロ。市の本年度一般会計予算の6・7%、教育費の約53%に相当するプレゼントに職員らは思わず顔をほころばせた。

 横溝さんは旧南足柄村の出身。教育者の両親の元で育ち、戦後、高校教諭などを務めた後、夫(故人)と調理場設備関係の会社を興し成功した。1999年にも地元の大磯町に5億円を寄付し、障害者福祉施設の設立にかかわるなどしてきた。

 贈呈式で横溝さんは「ふるさとに恩返しできたのは人生最大の喜び。子供たちの教育のため、命ある限り続けたい」と穏やかな笑みを浮かべた。

2007/11/16 12:34 【共同通信】 」



横溝さんは巨額の財産を家族、親戚には残さないようです。
そんなことをすれば人間がダメになるからというのが、その理由だそうです。
さらには、一切無駄使いをせず、モノは大切に、壊れるまで大事に使うとのこと。

一方にカネの魅力に飲み込まれ、カネに支配されてしまう人がいて、もう一方にはカネの魅力などには一切、振り向きもせず、カネを支配し続ける人がいるようです。
例えれば、どうしようもない酔っ払いと、良い酒飲みみたいなもんでしょうか。

私もこうしたお金持ちになりたいものです。


話を元に戻せば、まあ、私自身は性善説を取りたいです。
そちらの方が気分がいいからという理由で。

「世界同時株安」からサブプライム問題へ

今日も日経平均は下げて、大きく15000円を割りました。

いったいどこまで下げるのでしょうか。
過去3年間のチャートから現在の位置を確認してみましょう。
071122-2.jpg


これを見ると2006年6~7月の15000円割れが視野に入ってきます。

テクニカルで見てみると、スロー・ストキャによると、そろそろ反転する感じがしていますが、一目均衡表を見ると完全に雲を下抜けてしまっていて、これはかなり危険な状態にあることを示しているようです。

マクロ的に見ると、2006年は年明けにまずライブドア・ショックでそれまでの上昇トレンドが崩れ、続いて5月に入ってからは「世界同時株安」で完全に下落トレンドに転じた年でした。


世界同時株安こそは2004年以降の上昇相場に慣れていた日本の投資家にマクロの恐ろしさを再認識させた大きな事件でした。

この事件の概要は、過剰流動性にあった世界のマネーが米国の金利上昇によってピークを打ち、資金を諸々の相場から引き上げたことからきたショック=暴落でした。
(詳細はこちらを)

思えば今のサブプライムローン問題はここから引き続く問題であり、とすれば世界の投機マネーの収縮による株式相場の暴落という構造は06~07年と続き、さらには08にも引き続く可能性が高まっているような気がしています。


【後記】
今日は目の手術を受けてきました。
目を切開して人工の水晶体をはめ込むという手術でした。
手術前の説明では(局部)麻酔で痛みはないとのことでしたが、私は麻酔があまり効かない体質らしく、終始痛みが続きました。
痛みに加え、目を閉じられないように固定された瞳に強い光源を当てられ手術中、それをずっと見ていなければいけないというつらさ、これはもう拷問といっていいかと思いました。
手術そのものは10~20分くらいでしたが、この10分がどれくらい長かったことか!

タクシーで自宅に帰り、布団に横になり、好きなときに目を閉じられるということ、そんな幸せを初めて知った一日でした。

目が疲れるので、今日はこんなところで失礼を。

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高配当利回り株を探せ!

今日は日経平均、少し上昇。小さなボックスになっていますね。
でも、このボックスはあまり信じない方がいいと思っています。

それを信じて仕掛けたとたんに、バンと大きな動きが出て、小さなボックスを吹き飛ばしてしまうような気がする今日この頃ですが、株価が下がれば気分も鬱になってきます。
こういうときは逆に「買い」を考えれば、良いことずくめです。

一つは割安株が増えて、選り取りみどり!

それに加えて配当利回りの良くなっています。(当たり前か!)

というわけで初めに<上場全銘柄を割安株(PER<12)+高配当利回り株(配当利回り>3%)の条件でスクリーニングしてみました。

その結果、条件に合ったのは以下のとおり。

東証1部  63銘柄
東証2部  51銘柄
大証1部  11銘柄
大証2部  18銘柄
JASDAQ 127銘柄
ヘラクレス 7銘柄
マザーズ  5銘柄
計    282銘柄  


これでは多すぎるので、今度はただ割安というだけでなく、しっかりと業績を伸ばしているという条件も加えようと、「PER<10、配当利回り>4%、経常利益増益率>10%」というすごいぜいたくな条件でスクリーニングしてみました。

その結果は以下の表のとおり。
高配当株2


こんな条件でスクリーニングかけてもいつもなら「条件に合う銘柄はありません」と出るだけですが、今はこんなにあるんですね。

もちろんこの中には最近、新聞をにぎわせた、(問題)企業がいくつか見えますが、でもまともな企業ももちろんあります。


それにもう一度考えてみれば、すごい銘柄ですよ。

年利4%以上の配当なら銀行は当然として国債より良いし、PERが10倍以下なら、元本(現在の株価)が下げたとしてもそれほど下げることはないだろうし、また業績は上向きなので、1年後、2年後には当期利益増加→EPS増大→PER低下となって、さらに割安になるわけなので、株価上昇の可能性が大きいということになります。

と、これだけ書くと良いことばかりのようですが、もしそのままいけばいいですが、必ずしもそうなるかどうかは分からないというのが株式投資の難しさですね。

ここから先は四季報などで売上~当期利益の06~08年度の変化率をチェックしてください)



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【後記】
今日、最終的に出した表の内、私は2銘柄を保有していました。また1銘柄は最近まで持っていましたが、この下落で売ってしまいました。
また買おうかなとは思うものの、どこまで下げるのか。もう少し見極めたいですね。

(続)円高に強い株、弱い株

■ドルー円相場と日経平均の相関性が高い

このところの円高局面で為替相場と日経平均の相関性が高まっているような気がします。
それを確認するために日経平均とドルー円のチャートを比較したものを下に見てみると、
日経ー円ドル3

(クリックで拡大)

やはり相関関係があるようです。とりわけこの間でもっとも円安になった10月12日以降、その傾向を強めているといってもいいでしょう。

このブログの06年5月19日に「円高局面ではどの株を買い、どれを売ればいいのか?」という記事を書きました。
上昇した銘柄群と下落した銘柄群のリストを載せ、その最後に、

「このリストをよく眺め記憶にとどめておきましょう。そして円高局面が来たら、円高に強い株を買い、弱い株を売ることです。」

と書きましたが、今回はその下落したリストを使って検証したいと思います。


■「買い」ではなく、「売り」から入る

どうして上昇銘柄リストを使わないかというとこの期間、業種で見る限り上昇したものは一つもないからです。

なぜ円高局面で上昇する銘柄と下落する銘柄が出てくるのかというと円高によって恩恵を受ける企業と逆に損失を受ける企業が出てくるからですが、つまりこれはファンダメンタル的な見方です。

そして10月以降の株式相場をもっとも強く規定したのはファンダメンタルではなく、サブプライムローン問題というマクロだということはいうまでもないでしょう。


つまり、ここでは為替差益以上にサブプライム問題の方が相場に強く作用したということ、つまり「マクロ>ファンダメンタル」という公式が確認できるでしょう。


そんなことによって、円高局面とはいえ、そのことによって恩恵を受けても株価は上昇しにくく、逆に下げる方は二つの要素(サブプライム問題+円高)によってより下げたのでした。

先述した前回記事で挙げた「円高局面で下落した銘柄」を、もし売っていたら、どうなったかを検証してみたいと思います。

期間はこの間、円がもっとも安かった10月12日からもっとも高くなった11月12日までとします。
その結果が下の表です。
0711為替と株価



■1ヶ月間で平均で13.1%の利益が

もし全20銘柄を売っていればこの1ヶ月間で13.1%の利益が出たことになります。
また上位10銘柄だけを売っていれば、15.5%の利益が出たことになります。

この内、いくつかの銘柄に少し説明を加えておきます。
唯一上昇した沖ウインテックは上方修正によって黒転となったからでした。

また下落率の小さかったデンソーは10月31日に9月中間決算で経常利益22.2%の大幅上方修正、ガイシは中間連結の経常利益が+68.3%と好調だったためでした。

また豊田通商は当期利益この大きく下げたものの、売上、営業利益、経常利益すべてを大きく伸ばし、同時に配当金を増やしたためと思われます。


上でサブプライム問題の方が、為替差益による企業利益の増大というファンダメンタル以上の力を持っていたと書きましたが、ここで少し訂正する必要が出てきたといえます。

それはサプライズを伴うような業績修正(ファンダメンタル)はマクロ以上に力を持つと。


■まとめ
今後のためにも以上のことをまとめておきます。

(1)基本的事項
為替相場が大きく変動した場合、そのことによって特定の企業は利益を増す(あるいは減らす)が、そのことによる売買を仕掛ける前に、その仕掛け(買いか、売りかということ)は相場全体のトレンドに沿ったものでなければならない。

ここで「トレンド」といったのは「マクロに規定された株価の強力な一定方向の動き」という意味する。
一般にトレンドというのはチャートに表れた強度の傾向を指すが、トレードの実際の場面ではトレンドが後になってしか見えてこないことが多いので、マクロに頼った方がよりトレンドが見えてくると理解したい。

(2)手仕舞い
為替の変動がトレンドの反転、あるいは保ち合いこなったとき手仕舞う。

(3)ホールド中の注意事項
対象となった銘柄の業績修正に注意する。
経常利益、当期利益が20%以上の修正で要注意、30%&以上なら即手仕舞いが無難。

(もし実際にこれをもとにトレードをしようという方は、為替の基本的な事柄を知っておくためにも、ぜひ06年5月の記事は読んでいただければと思います)

【後記】
最近の円高で06年5月の記事は自分でも気になっていました。
ただそれ以上にサブプライム問題の比重が大きいはずだという先入観だけで無視してしまったわけですが、今日、検討してみると、これは無視できないかなと思い、ちょっと書いてみることにしました。
かなりいいかげんな記事ではあるんですが、もし関心のある方はこれを参考に実際の場面に応用し、何らかの利益を上げてもらえばこれに越したことはありません。


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東京市場の今後 サブプライム問題はもう織込み済みなのか? 

■テクニカルで東京市場を見る

日曜なので少し時間をかけて東京市場の今後を考えてみました。

まずは先週金曜終値でのチャートです。
071116.jpg


先週木曜に私は「反転から1日目で今後を占うのはちょっと早いようですが、今後、東京市場は上昇でも、下降でもなく、保ち合いというニュートラルの“トレンド”をたどるような気がしています。」と先日の記事に書きましたが、実際にそんな動きになってきました。

今日はこのあたりをもっと正確に、そしてマクロ的な要素をもっと反映させるかたちで考えてみたいと思っています。

これを見れば今の株価が9月25日の15273円あたりを節目としていることが分かります。
もしこれが支持線として機能するなら反発する可能性が大きい局面にあるということになります。

またチャートの下に出しておいたスローストキャとRSIを見ても反発する可能性が大きいと読めます。

もう一つテクニカルで見てみます。
東証1部の騰落レシオ(10)は13日に50.0をつけたままほとんどそのあたりでうろうろしています。

6月以降、株価が底をつけたのは、それぞれ

 8月17日 45.9
 9月18日 48.7
10月25日 50.3

なので、騰落レシオからしても買いが入る可能性大ということになります。


以上、テクニカル的に見た限りでは反発する局面にあるといえるようです。
もしマクロ環境に特別なことがなければこんなところで済ましていればいいのですが、今はそうではないです。

問題はいうまでもなく、サブプライム危機ですが、ではこれを考慮すると来週以降の株価はどうなると考えればいいのでしょうか?


■過去3年間のPER水準からみると東京市場は?

マクロを見る前にファンダメンタルも見ておきます。

日経平均のPERについては何度か紹介していますが、長期的な展望を見るために今日はスパンをもっと広げて過去3年間で見てみます。

過去3年間でPERが底とつけたのは以下の3回ありました。

①05年5月26日  16.24
②06年6月13日  17.45
③06年11月21日 18.14
④07年5月18日  18.16
⑤07年8月17日  16.12

そして今回11月13日に16.05をつけています。

つまり過去数年間の東京市場の平均からすれば、今の日経平均は「底」、お買い得ということになるでしょう。

ここまで見れば東京市場は「底」であると思えるのですが、現在のマクロ環境はそれですっきり「買い!」とはいえない状況になっています。



■サブプライム問題に楽観論台頭?

まずは当然、サブプライム問題についてですが、最近、この問題についての楽観論をちらほらみかけるようになっています。
以下はその一つ。

「[ニューヨーク 15日 ロイター]
 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙(電子版)が行ったエコノミスト調査によると、クレジット危機はこの先しばらく続き、消費者に悪影響を及ぼす可能性がある。ただ、この困難な経済情勢への米連邦準備理事会(FRB)の対応能力に対する信頼感は引き続き高いという。

 クレジット危機および関連問題について、エコノミストの半分以上がほぼ折り返し地点にあると答えた。25%がまだ初期段階にあるとし、15%が完全またはほぼ終わったと答えた。」


私はこの問題の深刻さを「底」が見えないことの怖さにあることを何度もこのブログで指摘してきましたが(11月11日記事、http://tousinokokoro.blog47.fc2.com/blog-entry-156.html)、上のような楽観論とともに、サブプライム問題の「底」が見えた、よって山場は超えたという主張が増えています。
ところが、その「底」はどんなものなのかというと、これがどうも曖昧なようです。以下にその「底」と米エコノミストが頼りにするFRBがどうなっているのかを別の観点から見てみます。



■依然として見えない「底」

たとえばFRBのバーナンキ議長はサブプライム問題の損失額を最初1000億ドル(11兆円)としていましたが、その後1500億ドル(17兆円)に訂正しています。

しかしIMFは9月に2000億ドル(22兆円)と試算しています。
さらに金融業界ではバンカメがサブプライム関連の損失額は29兆円と予想、ドイツ証券が33兆円、さらにUBSは43兆円、とそれぞれ予想しています。
これはバーナンキ議長の数字と2倍、3倍も違っており、もはや“ずれ”という言葉ではすまされない数字です。
ここからしても「底」についての共通認識はまだできていないことは明らかだし、改善に向けて頼りとなるべきFRBも少し頼りないという実情が見えてくるような気がします。


■今後の米経済の方向

では米経済が改善する見通しはないのでしょうか?
これについてはポールソン米財務長官に語ってもらいます。

「[ケープタウン 16日 ロイター]
 ポールソン米財務長官は16日、米政府は強いドル政策をとっているとした上で、米国経済の長期的な力強さがドルの支援材料となり、ドルは反発に向かうとの見通しを示した。

 当地でのラジオインタビューで語った。

 サブプライム危機については、改善に向かう前に一段と悪化する恐れがある、と警告した。

 同長官は『われわれは大いに強いドル政策をとっている。それがわが国の利益にかなう。米国経済は他の国と同じように、いいときもあれば悪いときもある。しかし、米国経済が拡大を続け、長期的な力強さが為替市場に反映されると確信してい』と述べた。

 さらに、米国はサブプライム問題に起因する金融の混乱の克服に向け前進しているとしながらも『部分的には、改善する前にさらに悪化するだろう』と述べた。」


今後、米経済が悪化することをもはや否定していない、否定することができない状況にあると読むべきではないでしょうか。

つまり事態は相当に深刻なのです。

「世界経済にとって最大級の事件になる可能性がある」という指摘も見かけるようになっています。

こうした中で、では東京市場はどうなるのか、また視点を日本に戻してみます。


■外国人の東京市場からの撤退!

上で日経平均のPERはもう「買い」が入っておかしくないところにきたと書きましたが、はたしてグローバルな視点から東京市場は「お買い得」なのでしょうか?

まずは投資主体別動向の「外国人」を見てみます。

東京証券取引所が発表した11月第1週の投資主体別売買動向で外国人は売り越しています。10月後半は買い越しに転じていましたが、再び売り越しに転じているのです。

外国人の「日本株外し」の動きが強まっているようです。
米メリルリンチが世界の機関投資家に実施した調査では、日本株の組み入れ比率を落とした投資家は47%となっています。
10月調査では38%だたのですから日本株から撤退する投資家が増えていることを示しています。
現在の外国人の投資動向は日経平均が8000円台だった03年レベルになっています。
(外国人の東京市場の影響については当ブログの「外国人売買代金の変化から見えてくるもの」http://tousinokokoro.blog47.fc2.com/blog-entry-103.html他を参照してもらえればと思います)

■東京市場のPER平均は見直されるか

なぜ割安な東京市場から投資家は撤退しようとしているのでしょうか?

「日本株敬遠の理由は米国経済の減速懸念が強まる中、対米輸出に依存する日本がイ一番打撃を受ける」(ゴールドマンサックス証券 松井氏)

また上場企業の今期予想経常利益は予想を確保するとしても下期では上期に比較してスピードが落ちそうだと最近の日経新聞に出ていましたが、もしそうならEPSの低下→PERの上昇となって現在のPER16はもっと高く評価されることにつながるでしょう。

もう一つ、ここではPER16倍という東京市場の水準について簡単に触れておきます。

先ほど、過去3年間を見ても東京市場の「16倍」が最低水準であることは確認できましたが、米国を震源地とするサブプライム問題が世界市場を揺るがせている現在、この危機のグローバル化によって東京市場という特殊性(これは1980年代にも問題になり、90年に特殊性の終焉=東京市場の大暴落となって一応の解決を見たのですが)が相対化され、16倍という数字が欧米市場より高いことが焦点化してきているようです。
(このことについては時間が経つにつれて共通認識が出てくると思いますが。)

■結論らしきもの

東京市場の動向を見るためには他にも為替(ドル安=円高)や世界マネーの動きについても説明しなければ不十分であることはもちろんですが、ここまででもう疲れました。

ということで一応という限定づきですが、今日の結論らしきことをいえば、

(1)米経済の復活はまだ当分は難しいだろう。
(2)東京市場はテクニカル的にもPERの点からも「お買い得」地点に来たことから、それほどの下落はないだろう。
(3)米経済の悪化、日本企業の07年下期動向によってマネーは東京市場から撤退する様相を深め、PER水準は見直される可能性があるため、当面、大きな反発、上昇は見込めないのではないか。
それどころか(2)にもかかわらずPER水準の切り下げによってさらに下落ということもあり得る。


以上が16日記事で「東京市場は上昇でも、下降でもなく、保ち合いというニュートラルの“トレンド”をたどるような気がしています」といった根拠ということになります。

あまり明るい記事ではなかったですが、今週もがんばっていきましょう!


【後記】
私の割安株中心のポートフォリオはこの下落相場の中でも堅調だったのですが、このところ下げています。
今日の記事を書いて、あまり東京市場に展望が望めないことが確認できたので、少しウェイトを減らそうかなと思っている今日この頃です。
ウェイトといえば体重をもう少し減らそうとこの夏からジョギングを再開しましたが、昨日は久しぶりに14kmを完走しました。
3年ぶりに走ったコースには、以前あった飲み屋が何軒もなくなっており、さびしい気持ちになると同時に、これも日本経済の今後を暗示しているのかななどと走っていました。

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上昇エネルギー不足の東京市場はまた失墜か?

日経平均は昨日14日に底打ちしたかと思えば、もう息切れし、今日は103円安で終
えました。

昨日、「おそらくは短期間で終わるであろうこの上昇」と書いたように、今回のリバウンドには力が感じられません。

今日の下げを「相場等というのは上げれば下げる。下げれば上げる」などと一般論でとすましてはいけないと思います。

そろそろサブプライムローン問題は織り込まれたという説もちらほら出始めたけれども、投資家たちは、まだ市場に不安をかかえていることを示したと見るべきでしょう。
それはつまり、11月1日の16870円から一気に850円あまりも急落したこの相場に対し、株価はセオリーのように、そう簡単には半値戻しとはならないだろうことを意味しているのではないでしょうか。

反転から1日目で今後を占うのはちょっと早いようですが、今後、東京市場は上昇でも、下降でもなく、保ち合いというニュートラルの“トレンド”をたどるような気がしています。

ではまた。

【後記】
今日は映画『once ダブリンの街角で』を観てきました。
今年、といってもまだ50本程度しか観ていませんが、その中では一番良い映画でした。

先日観た『恋空』という映画とつい比べてしまいました。
この2本の映画の優劣はどこがいいかといった部分ではなく映画とは何かという本質的な問いに関わっているように思いました。
ともかく一見素人風の映像(16mmカメラ?)、その揺らぎ、そして音楽、そのすべてが圧倒的にすばらしい映画で満足しました。


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明日からの戦略、買いか、売りか?

このブログで、昨日、一昨日に反発するぞ、するぞといってきましたが、やっと日経平均、上昇に転じました。

今までがまんしていた投資家の皆さん、お疲れさまでした。

もちろん私もですが。

私は、この間の下げ局面で、ヘッジをかけていたものを今日の寄り付きですべて買い返済しました。

で、これからどうするかですが、スイング程度の短期の人なら、ここから買いに入るということもあるのでしょうが、私は次のように考えています。

(1)まず大きなトレンド、つまり半年、一年単位でみたトレンドは未だ上昇トレンドである。
(したがって現在ホールドしている低PER株群は基本的にはホールドのままにしておく。もちろん今行われている中間決算の内容によっては、すっぱり切り落としていく。)

しかし当面のトレンド(1~2ヶ月程度)はまだ下落トレンドが続くだろう。

(2)したがって「買い」よりも「売り」を基調としたスタンスで臨みたい。

(3)よって、今日から始まった上昇には手を出さず、この波が力尽きて下げ始めたときに、「売り」を少しかけたい。


現在のような円高局面では、円高に強い銘柄を買おうとする人もいるでしょうが、私は今の局面では、円高に強い銘柄を「買い」に行くのではなく、円高に弱い銘柄を「売り」に行くのが正解ではないかと思っています。

皆さんはどう考えているのでしょうか?


もちろん「買い」を基本のスタンスで行きたいという人もいると思いますし、それはそれで戦略を立てさえすればOKだと思います。

いずれにしても、おそらくは短期間で終わるであろうこの上昇で、まだホールドしている株があるなら、この際に利益確定しておくのがいいかもしれませんね。(もちろん長期投資の株は別ですが)

キャッシュを持っていなければ、次のチャンスに参加できないですから。

お互いにがんばりましょう!


【後記】
今日、あるいは近日中に日経平均が反発するということ、他のブログでも当然いっていると思っていました。

でも今日、人気の株関連ブログをのぞいてみたら、それほどいってなかったです。
たまにいっているブログもいくつかはありましたが、その根拠はテクニカルに依存したものがほとんどでした。

でも、こうしたマクロ要因が強く作用した結果の下落局面ではテクニカルはほとんど無力なんですよね。これまでの経験では。

なぜかといえば、

マクロ>テクニカル

だからなんです。

日々、相場に接している投資家なら、上の不等式は身にしみるほど理解していると思っていましたが、そうでもないのだと知りました。

時間があれば、株価の動きについて基本的な考えをまとめたいといつも思っていますが、今日もそんなことを考えながら、映画『ロンリー・ハート』を観てました。
この映画、なかなか面白かったです

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株価反転のきざし、よりはっきりと

今日も日経平均は下げましたが、15,000円割れは何とか防ぎました。

ただ昨日と比べ、株価こそ下げたもののいろいろなところで反転のきざしが出てきているような気がします。以下、4つの点から書いてみます。

(1)この二日間のチャートを分足で見てみると、15,000円が強力な節目になっていることがよく分かります。(下図の○で囲んだ部分)
071113日経

もっともこうしたテクニカル的な要素はマクロによる大きな変動期には「ひとえに風の前の塵に等し」いくらい無力なので、あまり信用できませんが。

(2)昨日は全業種が下げましたが、今日は33業種の内、16業種が上昇となりました。

(3)騰落レシオ(10)は50.0となりました。
8月以降、株価が反転したのは、

8月17日の45.9
9月18日の48.7
10月25日の50.3

ここからしても、もう反転してもおかしくないです。

(4)こんなときほど頼りになるのはファンダメンタル的な指標です。
その一つが昨日も見たPERですが、今日は16.71まで来ました。
8月以降、PERが17を割った二回とも株価は反転しています。


昨日とほとんど変わらない内容になってしまいましたが、株価がそうなのだからしょうがないです。

明日は株価が反転し、違った内容が書けるようになればと思います。

ではまた!

数日中に日経平均は反転する?!

今日の東京市場は日経平均が一時15,000円を割り込む15、197円と大幅に下げ、年初来安値を更新してしまいました。
同時に為替の方も1ドル110円を割り込む109円台に突入しました。
東京市場はもう踏んだり蹴ったりという惨憺たる状況となっています。

理由はもういうまでもなくサブプライムローン問題ですが、ここまで来ると、さすがに下げすぎ、とすれば、ではどこからリバウンドに入るのかといった声も出るのでしょうが、戻り売りを想定すればリバウンド、あるいは反転は当分は難しいのかもしれません。
もし明日、多少のリバウンドがあったとしても、それが“反転”というところまで続くかというと、どうでしょうか…。

ただ悪いことだけ書いていてもしょうがないので、少しは良い材料を探しててみると、8月以降、日経平均が底をつけて反転したのは3度ありましたが、そのときのPERを以下に書いておくと、

8月17日  PER=16.12
9月18日  PER=16.53
10月25日 PER=16.95

でした。つまりほぼ16あたりまで下げたところで反転しているわけです。
そして今日の下げによってPERは16.55となりました。
これを見る限りは、そろそろ反転する時期に来たのではないかといえるようです。

もう一つテクニカルで見ておきましょう。
日経225の騰落レシオ(10)は8月以降の日経平均の底と一致する底をつけていますが。それを以下に記すと、

8月17日  45.9
9月18日  48.7
10月25日 50.3

となっており、ほぼ50を割ったあたりで反転していることが分かります。
そして今日時点での騰落レシオ(10)は51.9です

明日かどうかは分かりませんが、ここからは数日後くらいには反転が来るのではと読めるような気がします。

最後にいっておきますが、ただこのリバウンドはテクニカル的なものであり、今のところ、中期的、長期的なものとなるとは限らないことは押さえておきたいと思っています。


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サブプライムローン問題、東京市場を直撃か?!

日経平均は6日続落となり、15,583円で終えました。
これは8月17日の15,262円、9月10日の16,764円に匹敵する安値です。
071110 日経

(クリックで拡大)

ここまで株価が急落しているのは、いうまでもなくサブプライムローン問題がより深刻化してからですが、いったいこの問題はどこまで尾を引くのでしょうか。


震源地である米市場は当然、株価が急落しており、13,000ドルを割った今年8月の安値に達しようとしています。
下のチャートはダウ1年週足。
071110ダウ


この株価急落を牽引しているのはシティなど金融株ですが、予想を下回る業績見通しの発表が続いたハイテク株が急落したことによってナスダックも下げています。
下は6ヶ月ナスダックのチャート。
071110ナスダック


低迷する米国市場からマネーが流出していることは為替相場にもろに表れています。
まずはユーロ/ドルのチャート。
071110ユーロ・ドル


サブプライムローン問題が表面化した8月中旬からユーロはドルに対して一方的に上昇しています。

そして当然、ドルは円に対しても下げています。
下はドル/円チャート。
071110ドル円


ここまで書くとさすがに先週あたりに書いたこととあまり代わり映えしないのでうんざりしますが、ただちょっと違う点も出ています。
といっても良いことではないのですが…。

それはドル安=円高によって、日本の株式市場では輸出関連株やハイテク株などが急落していると思われるかもしえませんが、たとえば全33業種の内、この1週間の株価上昇率ランクでいうと電気機器は第15位(-5.41%)、輸送用機器は第18位(-6.16%)というように意外に健闘しているのです。

ではどの業種が悪かったのかというと、下から悪かった順に並べると、その他金融、建設、銀行、不動産となります。

これらはサブプライムローン問題関連株といっていいでしょう。


つまり先々週までは、もちろんサブプライムローン問題はあったものの、その影響による円高によって輸出関連、ハイテク株などがさえなかったのですが、今週に入ってからは、それらを凌駕するかたちでサブプライムローン問題が直接、金融、不動産などを直撃し始めたといえるでしょう。

この「直撃」とは野村ホールディングス(1460億円)、みずほ証券(260億円)、三井住友フィナンシャルグループ(320億円)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(50億円)などが次々に損失を計上し始めたということを指します。(カッコ内は損失額)

このブログではサブプライムローン問題については何度も書いているので、もうそろそろ書くのを止めたいと思っているのですが、現実の方がなかなか止めさせてくれない状況となっています。


以前の記事で私はサブプライムローン問題の深刻さは損失額の大きさ以上に未だにこの問題の“底”が見えないところにあると書きましたが、この部分については残念ながら、まだ訂正する必要はないようです。

それどころか「底」は時間が経つにつれてまだ深まっていく様相を見せているようです。

私たち投資家はこの問題については楽観論を抑えながら、慎重にことを進めていく必要があるのではないかと思っています。(続く)



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11~12月の株価を予想する

■まだ支持線を割ったわけではない日経平均

先週金曜、日経平均はNY市場の急落を受けるかたちで下落しました。
数字でいえば前日比でマイナス2.09%でしたが、実感としてはもっと大きな下げだったという気がしました。
そのことは、業種別に見ると、全33業種の内、上昇したものがわずかに2業種だけだったということにより実態が反映されているような急落でした。

これはテクニカルで見てみるとどうなるでしょうか。
071102


この一週間の日経平均は10月16日から始まった下落に対し、10月26日から切り返すかたちで上昇を続けてきました。
その上昇は①の支持線上で推移してきたわけですが、金曜11月2日の下げによって、この支持線を割り込んでしまいました。

その意味でなかなか反転をつかめない相場になっている感が強いですが、必ずしも、悲観的になる必要はないかもしれません。


その理由は、もう少し大きくみると、現在の株価は②の支持線にまだ支えられているからです。
この支持線を下回らなければ、何とか今程度の水準を保つことができるかもしれません。

ただ株価は同時に③の抵抗線との間でのペナント型の保ち合いに入っていることからすれば、そろそろこのペナントが煮詰まってきており、株価は近い内に支持線を上抜けるか、抵抗線を下抜けるか、いずれにしても今の均衡を破る動きがそろそろ出てくる地点にいることに注目しておきたいと思っています。

■過去5年間のチャートを見てみると面白いことが!
今年も後、残るところ2ヶ月を切ったわけですが、過去の日経平均の動きから今後の傾向を見てみましょう。
03-07日経平均

(クリックで拡大)

下のグラフは過去5年間の日経平均を、それぞれの年度の年初価格を100として年末まで株価がどう変動したかを調べるために作ったものです。
横軸の数字は年初からの経過週間数を示します。

これを見ると過去4年間の日経平均はすべて年末の終値が年初より上昇して終わったことが分かります。
中では03年と05年の上昇率は“すごい”というか、一種異様でもあった年でした。

先週の終値はグラフでは45週あたりになるのでそのあたりを見ると、03年、05年を除けば、ほとんでがそのあたりでは年初とあまり変わらないという感じがします。
では、11月初旬と年末とを比べてみるとどうかというと、そのすべての年度において株価は上昇して終わっています。
11月第1週現在、グラフから見ることができるように、株価は年初を下回っています。
したがって、以上のことからすれば、今年の株価は今後、さらに上昇して終わる可能性が大きく、またその幅は現在が年初より安いということによって、上昇幅が大きいという可能性があるといえます。

以上のことは必ずこうなるといった証明も根拠もないものでアノマリーと呼ばれるものですが、信じるかどうかは自己責任でということで。

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米金利下げによって市場はどう動くのか?

昨日のブログで私は米金利の予想をしました。
その予想は半ば当たり、半ば外れたというところでしょうか。


「米、0.25%追加利下げ・FF金利、年4.5%に

 【ワシントン=小竹洋之】米連邦準備理事会(FRB)は31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ、年4.5%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。金融機関向けの貸出金利である公定歩合も同幅引き下げ、年5%とした。

 FF金利の引き下げは9月18日のFOMCから2回連続。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を発端とする金融不安が収まらず、10―12月期以降の米景気が悪化する恐れが残るため、追加利下げに踏み切った。

 FOMC終了後に発表した声明は「物価の上振れリスクと景気の下振れリスクはほぼ同等となった」と指摘。景気の減速と物価の上昇をともに警戒し、金融政策の「次の一手」を慎重に判断する意向を表明した。(NIKKEI 07:02) 」

この中の0.25%はほぼ市場の予想どおりでしたが、同時に出したコメントに私は感心しました。
つまり「物価の上振れリスクと景気の下振れリスクはほぼ同等」という部分ですが、「景気の下振れリスク」ということによって追加利下げの可能性を暗示すると同時に、「物価の上振れリスク」をいうことによって、利下げをあまり期待しないでねというサインを市場に送ったというわけですね。

昨日いったことをもう一度繰り返すことになりますが、これは株式市場にとってプラスである利下げではあるのですが、FRBが金利下げの追加にすでに慎重であることを示したと読めるのではないでしょうか。

ここまで読めば、株式市場は見かけの「金利下げ」にではなく、今後の難しさに少しは震えるくらいの反応を示してもいいのではと私は思ったのですが、日本市場は力強く上昇しました。
071101-1.jpg

これはこれで、もちろん投資家としての私はうれしいですが、でも少し不安があります。

これでいいのかなと…。


と、ここまで書いて、先ほど開いた米市場の様子を見てみると、
ダウ1101

(5日チャートです)
急落しています。

昨日、FOMCの金利下げより少し前に「米GDP3.9%成長・7―9月、消費や輸出好調」というグッド・ニュースが発表されたのですが、この株価の動きはすでにそれを織込み済みという感じで動いているわけですから、これはチョーキビシー!という感じでしょうか。

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ダスキンが急落!

ダスキンが急落しています。

まずは今日のチャートを。
ダスキン


この原因は下のニュース。


「ミスタードーナツ、賞味期限切れのシロップ使用
 「ミスタードーナツ」のミルク飲料「フルーティミルク」(280ミリリットル、税込み294円)に、賞味期限が切れたシロップを使用していたことが分かり、運営するダスキンは31日、同飲料の販売を中止した。同社に健康被害を訴える報告はなく、人体への影響もないことをメーカーと確認した、としている。

 ダスキンによると、販売されたのは北海道から鹿児島県までの36都道府県にある181店、計1075杯だった。シロップは10月1日で賞味期限が切れていたが、3種類あるフルーティミルクのうち、メロン味とストロベリー味に使用していた。フルーティミルクは3月から沖縄県でテスト販売し、6月からは全国で本格販売していた。

 ミスタードーナツ本部のスタッフが10月1日に賞味期限が切れることを9月25日に全国の全店舗にメールで伝えたが、店側が見落としていたことが原因という。賞味期限を巡る問題が相次いでいることから、今月30日に本部スタッフが九州の5店を訪問し、在庫を確認したところ、問題が発覚、全店舗から聞き取り調査したという。」


しかしダスキンがこうした問題を起こしたのはもちろん今回が初めてではありません。
いや、初めてどころではない、といった方が正解でしょう。
以下、に順を追って並べれば、

・2002年5月 肉まんの違法食品添加物混入
・2004年6月、3店舗で「涼風粥」に蛾の幼虫が混入
・2007年1月 もちもちくるみに関する異物混入
・2007年5月 賞味期限表示のないゼリーを販売

(以上 Wikipediaより)

つまりダスキンという会社はどうも「懲りない面々」のようです。

しかし、これだけ何度も事件を起こしている食品企業がいまだに健在ってどんだけ~って思いません?

雪印もミートホープ社も倒産したというのに…。


企業にとって業績向上はもっとも大事な使命ですが、その前提としてjustice=正義という企業倫理が厳しく問われる時代であることを自覚すべきだと思います。


ついでですが、今日、ニチアスも急落し、ストップ安となりました。
ニチアス


(見にくいですが、今日の株価は○印をつけた点です)

この理由は以下のとおり。


「ニチアス、建材の耐火性能で不正認定・10万棟で使用
 国土交通省は30日、建材メーカーのニチアスが木造住宅に使う天井や防火壁などの耐火性能を偽っていたと発表した。計20件の耐火性能試験で不正な建材を使用し、同省から認定を受けていた。同社は昨年10月、内部調査で偽装を確認しながら約1年間隠ぺいしていた。不正に認定を受けた建材が約10万棟の住宅向けに販売されていた。

 同省はニチアスに対し、建材が使われた住宅で建築基準法に違反している物件を特定し、速やかに改修などの対策を講じるとともに、早急に原因究明や再発防止策を報告するよう指示した。

 同省などによると、ニチアスが性能を偽っていたのは、繊維混入ケイ酸カルシウム板を使った準耐火構造の軒裏天井と耐火構造の防火壁。2001年2月から05年8月まで、国交相が性能試験で認定した20件で耐火性能を水増ししていた。」


あっちでも、こっちでも…。

そんなことは予想できない投資家は右往左往するしかありません。
そして、もしこんな企業の株を保有していたとしたら、こうした企業倫理なき企業の株には二度と近いづかないことです。

それが「賢明なる投資家」の倫理ではないでしょうか?



【後記】

と、ここまで書いたのをアップしてから、読み返してみました。そして思いました。

なんだか、ここに出ている正義感ぶっている自分ってインチキくさいなって。

悪(ワル)は許しちゃいけない、と思います。

ただ悪を照らし出す光を同時に自分にも向けながら考え、話さなければ、いつのまにか自分もまたニセモノになってしまうような気がしました。

終わり、です。


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