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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
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【スピルバーグの映画『ミュンヘン』について】

今日は新宿で久々に会った友人と高野でバイキングを食べた後、スピルバーグの映画『ミュンヘン』を観た。

さすがにスピルバーグはうまい。
けれど、『シンドラーのリスト』の時と同じでユダヤ人側からの視点しかなかった。

主人公が最後になって。これでいいのだろうかと悩むシーンをもって、スピルバーグが一方的な視点に堕していないと評価する人はがきっといるだろう。

スピルバーグもまたそのように描くことでしか、自身がユダヤ人でありながらアメリカの知識人としてアメリカに暮らしている矛盾を解決することができなかったのだろう。

ユダヤ人の側に立った映画を作ったことによりアメリカのユダヤ社会に敵対することなく、と同時にイスラエルの非情で好戦的な態度を非難することでアメリカの知識人社会への免罪符を手にいれたのだった。

しかし問題は彼が何を見、何を物語ったかにあるのではなく、むしろ彼が見ず、語らなかったところにある。

つまり、イスラエル側がなぜ非人道的な殺人を犯さなければならないかの説明はあっても、彼らに敵対するアラブ・パレスティナ側の理由についてはまったく描こうとしないことが問題なのだではないだろうか。

と、ケチをつけながらも、最後にまた同じことを繰り返すが、やはりスピルバーグは枯れても、そこらの監督より何倍もうまいし、センスもいい…

と、ここでこの話を終わらせようとして思い出したことがある。

ラスト、主人公がテロリストたちによる惨殺を想像しながら妻とのメイクラブにのめり込んでいくシーンは、意図こそ分かるものの、どんなへたくそな監督もやったことのないような下品で、醜悪なシーンだった。

スピルバーグ作品はたぶん30本くらいしか観ていないので、全部を知ったかのような口ぶりは慎みたいけれど、この人はきっと女性を描くのが下手だし、美人にも興味がないし、つまり恋愛というものにほとんど関心のない人なのではないだろうか。

それだけではなく、『ミュンヘン』を観て、この人は女性や愛に冷淡な人ではないかという疑問を持つにいたった。

といってスピルバーグがホモセクシュアルだとか、女性に冷たい・冷酷ということをいっているわけではなく、むしろ接すれば優しい感じを与える人かもしれない。
というのは人に優しい人ほど人に対する冷淡さや無関心を隠し持っているからである。
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