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Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
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■外国人売買代金の変化から見えてくるもの

世界同時株安と各国市場のグローバル化について(4)

■外国人売買代金はどう変化しているのか?

昨日は日本市場に占める「外国人」の売買代金の比率が大きくなっていることを書きましたが、今日はその絶対額がどう変化しているのかを見てみます。
ここ1ヶ月の日本市場における「外国人」の売買動向は以下のようになっています。

外国人動向  売り     買い 
4月第4週 56769  54679 
5月第1週 15442  16412 
5月第2週 62392  61561
5月第3週 66795  63198 

ここから何かが見えてきたでしょうか?

この表には売買の差引計ではなく、売りと買いの数字が出ているので、その割合が見てとれるところはいいのですが、期間が短かすぎるという欠点があります。

ということで別のデータを探してみますと、適当なのがありました。
特徴を見つけやすくするために無駄なデータを削り、グラフにしてみます。
また、それに日経平均をつけ加えた方がもっと見えてくるものがあるかもしれないので、それも加えてみます。それが下のものです。
(青線:売買代金、ピンク線:日経平均)
外国人売買代金

ただこれだけだと売買代金は月ごとの変化が大きすぎて、大きな動きが逆に見えにくいので、4週移動平均線を引いてみました。それが黒太線です。

するといろいろなことがここから見えてきます。

黒太線を見てください。外国人は日本株が上昇の勢いにある05年前半をトレンドに乗せて買っていましたが、面白いことに8月をピークに買いを減らしていきます。
彼らにとっては9月以降のあの怒涛の上昇は理論値を越えた理不尽なものと映ったのでしょう。
彼らはその後、ライブドア・ショックの頃までずっと買いを減らしていきますが、今年2月に日経平均が底を打ったことを確認してから、再び、しかし今度は急速に買いに入ります。3月第2週から4月第1週までの急速な売買代金の増大に注目したいと思います。

そして今度は(青線を見てください)日経平均が4月第1週でピークをつけたその時、外国人の買いもまたピークをつけますが、驚くべきなのはその翌週には彼らは大きく一転して、この一年間で最大の売りを演じていることです。
そして5月第3週まで、各週ごとのプラスマイナスはあるものの、移動平均線が物語っているように全体的には買いは大きく減少し、4月後半からは 売りの方が勝っているようです。

私自身も今、このグラフを始めて目にするので、(たぶんこのグラフは今まで誰も見たことはないと思うけれど)きちんとした分析ができるわけではないですが、とりあえずグラフから見えてくるいくつかことを以下にまとめてみます。

①05年の「外国人」は極めてオードドックスな投資方法をとっていると推測できる。
業績分析に加え、おそらくはPER,PBRなどの指数も使って「割安・割高」を売買判断していたと思われる。

②「外国人」の徹底したリスク管理には学ぶところが大きい。
具体的には05年1月後半の株価のピークの直後、また一度は底をつけて反転したと思われた3月第1週に株価が下げたときも、すばやく大きく売り越していること。
そして上でも述べた4月第1週のピークの直後に見事としかいいようなない売りを見せていること。

③05年の「外国人」と今年に入ってからの「外国人」とは質が違っているように見えること。
その理由は、昨年と今年以降とのボラティリティの大きさの差がまず挙げられる。

05年においても週ごとに売りと買いが頻繁に交互する傾向が見られるが、その幅はほぼ4000億円程度に収まっていた。
しかし今年1月以降は6000億、時には1兆円の幅にまで拡大されている。

これは投資資金がより短期で運営されてきていることを示しているように思える。
長期の機関投資家やヘッジファンドから短期のものへとシフトが起きているのかもしれない。
資金のすばやい動きについては3月後半からの移動平均線がつくる急角度によっても示されている。

④これがもっとも大事なことだが、4月第1週から「外国人」の日本市場に対するスタンスは明らかに大きく変化したこと。

移動平均線は4月第1週からマイナスのトレンドに転じ、売買代金の4週平均は5月以降、マイナス域に入っている。
そして4月以降、売買代金の4000億円の 売り越しがすでに2度あったが、こうした大きな売り越しは過去1年間で1度しかなかったものである。

以上、外国人の売買代金の変化から見えてきたもの、これが昨日、ここで書いた日本市場の「変調」をよく表しているかと思う。
(続く)


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