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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
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東京市場は底をつけたのか?

コメント欄で@@@さんから、今日の相場で底をつけたのかどうか、どう考えるかという質問をいただきましたので、できる範囲で答えたいと思います。
どちらにせよ、私がこれからは下げだとか下げだとか予想してもそれほどの意味はないので、それぞれが判断するための材料を提供できればくらいの気持ちで書いてみます。


(1)中期~長期スパンで見ると

①まず、1ヶ月~1年以上くらいのスパンで見た時、何度もいっているように今後の相場はここ5年間ほど続けてきた「過剰流動性相場」、つまり世界的な金余り現象の「正常化」過程となると思っているので、今が底というより、これからもっと大きな下落過程が始まってもおかしくないのではと思っています。

②この間の下落で日経平均225の予想PERは19倍まで落ちてきたことで、割安になったと判断したファンドや個人投資家が買いに入っているようですが、そのため信用残高が膨らんでおり、日経平均銘柄の時価総額に対する比率は過去1年間で最大になっています。
新興市場はもっとひどい状況です。

こうした信用残は、今後は売り圧力になってくるわけですから、「今が底」と考えられる条件は見出すことはできないのでは。

この悪条件を克服して株価が上昇するためには大きな買いが入る必要がありますが、外国人は先日書いたとおりの状況とすれば、頼みの綱は個人だけ。

ところが、個人もこの信用残ではあまり期待できそうもないかなと。
さらに新興市場で傷ついた個人投資家の投売りは東証1部にも影響してくると考えれば、ここが「底」と考える材料はあまりないように思えます。

数週間以上を投資期間にしている人にとっては、少なくとも今は買う時期ではないと思います。

(2)短期スパンで見ると

ところで@@@さんが聞きたいのは、もっと短期、たとえば数日間程度の期間でのことと思いましたが、これについてはテクニカルで答えるしかないんですが、今、私が株状況について長々と書き続けていることは、今後、どこに行くかというと、まさしくこのあたりに行くのだろうと思っているのです。
今、それを簡潔にいえば、「今の相場はテクニカルでは分析できない」となるのではないかと。

ただ、これじゃ「猫の話」で怒って、またここでも、答えないのかよ~!って怒られそうなので、次のような前提が来週も継続されたらという仮定の下にお話します。

<前提:今日までのチャートで見る限り、5月上旬からの下落が続き、それが右肩下がりの抵抗線をつくりながら、もう一方では1550円あたりに支持線が形成されつつあり、この2本の線がつくっているトレンドが来週も維持されるとする>
日経0602


この前提に立った上で上でいえば、まず良いことからいえば、

①今日の罫線は長い下ヒゲをつけているが、これは先週水曜5月31日の下ヒゲと同じようにその後に上昇する可能性がある。
来週月曜、火曜の終値が16000円を超えれば、この下落トレンドは壊れるのでもっと期待が大きくなる。

②今日1日の日中チャートを見る限りでは15500円あたりが底となっているように見えますが、これは3ヶ月チャートで見ても、6ヶ月チャートで見ても、何度か下値になっているところなので、強力な支持線となる可能性がある。

③出来高がひさびさに膨らんでおり、底打ちのサインとなる可能性がある。(このへんの出来高の考え方については『世紀の相場師ジェシー・リバモア』[Richrd Smitten著]参照してください。)

前回の3月9日に並ぶほどの出来高。
ちなみにこの日は大陽線をつけて大きく上昇、この日より大きな上昇トレンドに入った。

逆に悪い方でいうと、

④これはテクニカルでいえば、もっとも重要なことだが、3ヶ月チャートを見ても、下降トレンドが維持されている。
昨日は上昇したが、その終値は抵抗線を抜くことなく、ちょうどそこで止まっている。それは抵抗線の強さを示している。

支持線と抵抗線は下降三角フラッグをつくっており、しだいに上下の幅が狭めているが、このケースはさらなる下落になる可能性が大きい。

⑤オシレータなどが好きな人なら、こんな時はRSIやストキャスティックなどに頼るのでしょうが、これらの指標は下落から上昇に転じて初めて底をついたと判断するように作られています。
つまり下落している最中に「今が底だ」というのは無理だと思っています。
こうした指標をいくら多く使って見ても、底を当てる時もあり、外れる時もあります。



あ、もう一つの質問がありました。
「今日のターンの主な買い手は?」って、今は買うべきでないと考えている私に聞くより、買った人に聞いてもらいたいと(笑

ここで今日、一度は下げていた日経平均が10時半頃から変転し始めたのは以下のような事情からのようです。

「後場に入ると村上ファンドに対する捜査が進展したとしても村上ファンドが投資を行っている銘柄はたかだが20銘柄位で、相場全体に影響を与える可能性は少ないとする冷静な見方が支配的になってきたことや、このところの新興株安の影響を受けて連日の年初来最安値を更新してきたソフトバンクに押し目買いが入ってきたことなどから指数も上昇。」(テクノバーン) 6月2日

「日経平均採用銘柄のソフトバンクの株価が順調に上昇したことなども受けて日経平均株価は大引け前にかけて一段高となる展開となった。」(同上)

このニュースでは、私は村上説をとりますが、ソフトバンク説はどうかなと思います。
というのは、今日の日経平均がつけた下ヒゲですが、出来高上位3位の三菱自動車、ソフトバンク、みずほ信託銀行のすべてがそうです。

もし、ソフトバンクだけの事情で上昇しただけなら業種のまったく違う自動車や銀行までが同じチャートになるはずがありません。

「三菱自動車」
三菱自動車


「みずほ信託」
みずほ


同じチャートになったということは、東京市場のほとんどの銘柄に共通の事情のために株価が動いたということなので、それは村上ファンドの不安解消ではなかっただろうかと思っています。

下ヒゲというのはテクニカルでは上昇サインの一つですが、上のように見てみると村上ファンドからの不安材料がとりあえず消えたということはマイナス要因がなくなったというだけのことで、プラス要因ではないです。

しかも、少し前のこのブログでUSEN、インデックスについたように、この村上ファンドの問題はまたしても外国人に東京市場の不透明さと未成熟さを印象づけたでしょうから、まだ 売りが出てくる可能性はあっても、膿は出し切ったと考える市場関係者がいるとすれば、世間知らず、というより「世界」知らずという感じがします。


以上、月曜以降、どうなるのかについての大まかな判断材料を提供したと思います。
つまりおおざっぱにいえば、大状況的には、この下落相場はまだ続く可能性がある。
けれどもテクニカル的には、反転する可能性もある。が、上昇要因は今のところまだないと考えていいのでは。

ここから先はご自分で判断してください。
相場の見通しのことは私なんかより詳しい人、いっぱいいますから、これからはそちらに人に聞いてくださいね。

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コメント

>@@@さん
量だけは多いですが、大した内容じゃないですから。

>山人さん
私も心配してます。

こんばんは

来週どうなるか心配だ

有り難うございます。

稚拙な質問に対して、
これほどキチッと素早く解答をいただけるとは思っていませんでした。
とても参考になりました。

有り難うございました。

これからも、勉強させていただきたいと思います。
更新を楽しみに致しております。

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