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今日の相場と村上氏の記者会見

今日、日経平均は少し下げ、ジャスダックは少し上昇。

昨日までブログはセリング・クライマックスを期待する声に満ち満ちていましたが、今日はおとなしくなっています。
上がりこそはしなかったものの、今日(5日)の日経平均は①新たな支持線が出てくるかもしれない、②抵抗線に再チャレンジしていることをもって、決して悪くない展開だと私は思っています。
もちろん、劇的な上昇は難しいという基調を前提にしてのことですが。


■村上氏の記者会見を見て

村上容疑者の記者会見見ました。
村上氏はメモも見ず、要領よく、何が問題で、それを自分がどう考え、そしてどう対処しようとしているかを極めて論理的に語っていました。

要約すると以下のようになるかと思います。

①ライブドアの宮内氏らが来て、「ニッポン放送、いっしょによりましょうよ」といわれた、この話の前から自分はすでに買い付けていた。
②この話があってもなくても自分はニッポン放送をやっていたが、これがインサイダーだといわれれば、これは解釈論になるけれど、自分にそのような意思はなかったけれど、見ようによおってはそう見えてしまうということを否定することはできない。
③村上ファンドに働く社員、ファンドの顧客、ファンドそのもののことを考えると自分はこれらの非を認めると同時に、法を犯した人間は証券業務に関わるべきでないという考えの下に、今後は一切、手を引くことを決断した。

この記者会見を聞きながら、私は村上氏はそれほど悪くないのではないか、むしろ運が悪かったのかもしれない、検察側の態度は厳しすぎるのではないかとまで思ってしまいました。

そこで、もう一度ニュースなどを読んでみました。
ここでの問題は①のライブドア側から話があったことを村上氏が強調しているところでしょう。

これについて検察側の容疑内容では、

「◇2004年9月15日、ライブドアの前社長・堀江貴文(33)、前取締役・宮内亮治(38)両被告と会い、「ニッポン放送はいいよ。あなた方も買って」と勧めた。
◇同年11月8日には、両被告らから「ニッポン放送はいいですね、ほしいですね。経営権取得できたらいいですね。僕らもいっぱいお金を準備します」との意向を伝えられた。
◇05年1月6日にも、重ねて「経営権がほしい」と言われたという。

となっています。

これを読むと、村上氏に一つの疑問が湧いてきます。
つまり記者会見で、ニッポン放送株買い付けについてライブドアのことは何度も説明しているのに、9月15日のことがほとんど語られていないのはなぜなのでしょうか。

事実は、まず初めに村上氏からライブドアにニッポン放送をやらないかと働きかけ、その後にライブドアがやる気になってきたということになります。

つまり04年11月や05年1月にライブドアが「ニッポン放送、やりましょう」というのを「たまたま聞いてしまった」ようにいっているけれど、実際にはライブドアの「やる気」は村上氏の戦略に乗せられた結果だとすれば、ライブドアこそがうまく使われただけということになります。

もう一つ、検察側と食い違う点は、村上氏が偶発的に違法行為にかかわったと主張していることに対して、検察側は高値で売り抜けるために計画的に実行したとみていることです。

これについては村上氏は記者会見の中で、ライブドアの動きとは独立して自分の売買があったと説明していますが、今後、検察がこの説明をどう論破するのかが、もう一つの焦点になるかと思います。


■村上ファンド崩壊と今後の株価

村上ファンドの資金の大きさが東京市場全体に占める割り合いが小さいことから、この事件の影響は限定的なものにとどまるだろうとのニュースも出ているし、先週金曜の株価が総じて下ヒゲをつけての反発を見せたところから、アク抜けしたとの情報がネットを吹き荒れていましたが、今日は少し静かになったようです。

この事件の影響は村上ファンドそのものにとどまるわけではなく、当ブログで何度もいっているように今や東京市場で個人投資家からの買いが膨らむ程度で修復できる問題ではないのだと思います。

経済学者のケインズは、株は「美人投票」に似ているといい、だから投資で大事なのは自分がどの女性を美人と思うかではなく、みんなはどの人を美人と思うかという他者の視点が大事だといっています。

そうだとすれば、私たち自身が東京市場をどう見るか以上に、外国人(他者)として、不祥事の続く東京市場をどう見るのかという視点を、投資家自身の中に持っていなければやっていけない時代に入っているのではないでしょうか。

【関連シュース】
米投資家、資金引き揚げも/企業統治の欠如が痛手に


【後記】
と今日は「たまたま」村上氏の記者会見をネットで見てしまったために、たぶんどこの新聞やブログでも書いているようことを書いてしまいました。
反省しています。

もしかすると、ふだんテレビを見ない私が「たまたま」こうして村上氏の記者会見を“見て”しまったのも、村上氏の戦略に乗せられてしまったからなのかもしれないような気がしています。


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コメント

なるほど。
今日、「New York Times」紙が村上問題をどう書いているのかを読んでいたら、その中に何人かの検察官は村上氏逮捕に驚きを隠さなかったと。
というのは村上氏は日銀理事や自民党の数人と友人関係にあったからというものでした。

「New York Times」紙のような新聞が週刊誌のようなことまで書くんだなということもありますが、この記事によって「外国人」はすでにこの問題が日本の中枢に近いところまで根を張っていることを見ているのだなと思いました。

こんばんは。村上氏については、彼が自分のやったことを正当だと印象づけようと、異例の会見をやった時点で、うさんくささは数倍にはねあがりました。いままで、計画的に(多分)やってきた人が、この時だけは、「たまたま」ということはないでしょう。最近の検察当局が政治家の「巨悪」事件を避けて通り、こうした「些末な」経済事件を扱うようになって、はっきりいって失望しています。いいかげんにしろと。もっと悪いやつはノホホンとしている。政治の暗部にメスを入れないと、この国はよくはなりません。

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