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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
詳しくは「はじめに」をご覧ください。

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この下落相場は 売りなのか、買いなのか?

暴落相場の中で大きな損を出している人がいるかと思います。
あるいは、この下げは買いチャンスと見ている人もいるかと思います。

では、売りなのか、買いなのか?

これについて「 売りだ」、「買いだ」と私ごときがいってみたところで何の意味もないでしょうから、その代わりにこんな風にして大儲けをしたというウォーマックさんの話に耳を傾けてみませんか?


■ウォーマックさんの話

ジョン・トレイン(『マネー・マスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた 』の著者)は次のように語り出す‥。


***************************

株で儲けるには、結局のところ自分で学ぶしかない。私はヒューストンのメルヴィド・ホーガンという読者から寄せられた、次の話が特に気に入っている。

 * * * *

私は第二次対戦後、株の売買を始めるが、年末には決まって損を出していた。
テクニカル、ファンダメンタル、両方の組み合わせなど、あるとあらゆる手法を試してみみたが、どれもうまくいかなかった。
1958年に株価が高騰し、みんなが大儲けした時でさえ損をした。
私はばたばたと売り買いしている間に結局、儲けをうしなったのだ。

1961年のある日、証券会社のオフィスにいた時、度重なる失敗にひどく落ち込んでいた私に、受付に座っていた顔見知りの担当者が声をかけた。

「株で損をしたことのない男がいるんだ。会ってみるかい?」
「損をしたことがない?」
「そうだ。俺は彼の口座を40年間担当してきたんだ」

彼はオーバーオールに身を包んだ、大きな男に合図をした。
そして、「話をしたいなら、急いだ方がいいぞ」と親切に言ってくれた。「彼は買うとき以外は、何年に一度しか来ないんだ。いつも何分かはここでうろうろして、テープを見ていく。ベイタウンの方で米作と養豚をやっている男だ」

こうして私は「一度も損をしたことのない男」からその秘訣を聞くことになる。

まずは、そのパフォーマンスから。

「意外なことに、彼は株のことを喜んで話してくれた。ポケットから、いま売ったばかりの株の、鉛筆書きのリストを出して、私にも見せてくれた。
 私は自分の目を疑った。彼は全体で50%以上の値上がり益を出していたのだ! 30種類の株のうち、一つは暴落していたが、他のは100%、200%、なかには500%上昇したものもあった。」

では、その男の投資手法とはどんなものだったのか?

「彼が説明してくれた手法は、きわめて単純なものだった。相場が低迷して安値を更新し、ダウは200ポイントは下がるだろうという観測が出るようになると、彼はスタンダード・アンド・プアーズの株式ガイドを読み、株価が10ドル以下に落ち込んでしまった銘柄を30ほど選び出すのだ。
名前は来たことがなくても、ちゃんと利益を出し、配当も払っている銘柄に限る(ナッツ生産業者や家具メーカーなど)。そして、ヒューストンにやって来ては、2万5千ドル分の『パッケージ』を購入するのだった。
 
そして何年か後、株価が再び活況を取り戻し、ダウが1500に到達するかという噂が流れ出すと、彼は再びヒューストンにやって来て、そのパッケージを全部売却する…」

「ウォーマックさんは、株を底値で買って、天井で売っていたわけではない。そういうことには無関心だった。彼は、買うときにはナンピン買いはやめておけという格言を一切無視した。例えば、1970年に相場が暴落した時には、すでに買っていたパッケージに加えてさらに2万5000ドルをつぎ込み、その後、大儲けした。」

買いをどのように判断するのか?

「買いの判断が正しかったかどうかは、さまざまな要因によって決まる。しかし、相場が低迷している時に底値に近いところで買っておけば、その後何度か誤った取引をしても、ある程度の儲けを出せるということがわかった。」

では 売りは?
「相場が上向いてくれば、 売り時が早すぎたとしても利益は出るし、天井でなら大儲けだ。再び下がり出してから売ったとしても、まだプラスだろう。これだけ儲けを出す可能性があるのだから、底値ゾーンを待つだけの意味はある。だから、相場低迷の時に買い注文を出して証券会社の人に驚かれても、安心していればいいのだ」

最後に「私」の感想で、この文章は締めくくられる。
「ウォーマックさんは、特別に複雑な手法を使っていたわけではない。彼はまた、株取引を頻繁にやっても儲からないということも教えてくれた。米をしょっちゅう栽培しても無駄なのと同じことだ。彼に出会ったお陰で、投資に対する私の姿勢は根本的に変わった。そして、それ以来ずっと利益を出している」と。
(出典『チャールズ・エリスが選ぶ 大投資家の名言』日本経済新聞社)


■ウォーマックさんの話を検証する

この話、皆さんはどう受け取ったでしょうか?

「そうかぁー、なるほど! じゃあ、今こそ買いだ!」
と思った人、いたでしょうか?

でも、その判断はちょっと危険だと思います。

まず、この話、面白いですよね? ぐいぐい引っ張られてしまううまさがあります。
その結果として示される投資方法の単純さ。
私たちはいろいろなところで、過程は複雑でも真理は意外に単純だということを経験として知っているので、この単純さはそういう意味では私たちの琴線に触れるようです。

さらには、ウォーマックさんの手法というのが、株式投資の初歩的でありながら、これ以外の真理はないと思えること、つまり「安く買って、高く売る」ことだというのだから、ここで私たちは、また内心で「そうだ、やっぱりね」とうなづいてしまうのだ。

といろいろいっていると寝る時間もなくなってしまうので、もう少し簡単に片付けましょう。

いきなり結論らしきことをいえば、私はこの話は嘘、虚構だと思っています。

これはジョン・トレインの考える投資方法を物語形式で語ったものだろうと思う。
実際、J・トレインがデイ・トレイダーなどに「君たち、短期はだめですよ。やっぱり株は長期じゃないと」といっても誰も耳を傾けてはくれないだろうが、こうして物語にすれば、聞いてくれるだろう。

この話の中でインチキを一つ指摘しておけば、「相場が低迷している時に底値に近いところで買っておけば‥」、あるいは「底値ゾーンを待つ」というところ。

底値に近いところというのは、後になって分かるものであって、今現在が底値なのか底値に近いところなのかというところなのかは分かるはずがないです。

では、ウォーマックさんの投資手法、つまり「押し目買い」が嘘であり、成り立たないのかどうかとなると、そうでもないという気もします。

下は約70年間の米ダウ平均のチャートです。
ダウ

これを見るとほぼ米株式市場は上昇トレンドだったということができるでしょう。
2000年のITバブル崩壊も、1987年のブラック・マンデーもこうしてみれば、それほど大きな傷になっていないことが確かめられます。

つまり、こうした上昇トレンドであるからこそ、ウォーマックさんのような押し目買いが成功するわけです。

では、日本でこれが通用するでしょうか?
下は日経平均の約50年間分のチャートです。
日経50

これを見ると、1990年までは確かに上昇トレンドでしたが、それ以降の26年間は未だに下落トレンドにあるのです。

公平を期すために、もう少し最近のものを見てみましょう。
下は約10年分の日経平均のチャートです。
日経10

90年のバブル崩壊後、続いていた下降トレンドは05年あたりで終わり、そこから上昇トレンドに転じますが、こうして巨視的に見れば、この上昇トレンドはまだ始まったばかりで、さきほど見たダウ・チャートと比較すれば、それほどしっかりした上昇トレンドとはいえないものであることが分かります。
このチャートの中で下げているところをどこでもいいから探してください。
そして、もし、そこで買っていたとしたらその買いは成功していたでしょうか?
下げているところはたくさんありますが、そこから必ずしも上げているとは限らないのです。

今は、株価が下げているから、即、買いに入る人も多いでしょう。
事実、先週あたりから外国人や信託などが買いに入っているようですが、ここでは押し目買いが使えるのは、あくまで上昇トレンドが継続している時であることを強調したいと思います。
そして今は75日移動平均線も割り込む下降トレンドにあることを。

ただ、これは順張りの場合で、逆張りの場合はこの限りではありません。
ただ逆張り派の人たちには、買い出動するに当たっては移動平均線乖離率や騰落レシオなどに一定の基準を持っているはずで、これをただ「下げているから」という理由で買えば失敗する可能性が大きくなることはいうまでもないでしょう。
自分は順張りか逆張りかなどの方針をきちんと定めた上でどうするかを慎重に決めた方がいいと思います。

■P.S
そうそう、この話の良いところについて書くのを忘れていました。

それはウォーマックさんが、ゆうゆうとした売買をしているところです。

数年に一度だけというのは、現代ではちょっとノンビリしすぎかもしれないですが、でも今のような暴落している時には、買いでも売りでもいいですが、あせらずその行方を確かめてからでもいいのではないかと思うのですが、そんな姿勢をウォーマックさんからス少しでも学ぶところがあればと思いました。


【後記】
今日は風邪をこじらせて仕事休んで寝てました。
10時間ほどずっと寝ていましたが、まだ眠る自信あります。

これくらいしか自慢することないので…。

世界同時株安状況がますます厳しく現われていますが、そうした中でシリーズを早く終わらせたいとは思っているのですが。
ただ、ちらほらと、個人投資家の間でも買い出動との意見が出ているので、今日の記事を先にしました。

では、また寝ます。


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コメント

>@@@さん
そういうことなので、よろしくおねがいします。

 そうでしたか!!

むむむ、、他のブログからあのアドレスにリンクされていて、
私は、あそこしか見ていなかったのですが、
そうですか、金儲けホームページの一部でしたか、、、
うかつでしたっ。
失礼を致しました!

これに懲りずに、
これからもよろしく御願いいたします。

>@@@さん
このテクニカル法はある営利団体に属するものです。
申し訳ないですが、営利目的にこの欄を使うのはご遠慮ください。
勝手ですが、削除させてもらいました。

>恋愛男さん
上と同じ理由によって削除させてもらいました。

今後、株式投資以外のもの、及び営利誘導のコメントは無断で削除させてもらいます。

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