■上昇トレンド、それとも保ち合い?
今日の日経平均は少し下げましたが、先週金曜から始まった上昇機運を保持したまま推移しています。
下落は(少なくとも短期的には)止まったようですが、では反転、上昇トレンドへとなるのかというといろいろな意見があるのではないかと思います。
ちょっとチャートで現在の位置を確認してみましょう。
まず下のように抵抗線(〜11/22)と支持線(11/26〜)を引けば、トレンドは下降から上昇へと転換したとなります。

別のトレンド・ラインを引いてみます。

これだと下降トレンドは解消されたものの、現在は保ち合いにあり、抜けるときはまだ上抜けなのか下抜けなのかは、少なくともチャートだけからでは判断できないでしょう。
ただ今のところは、どちらかといえば、後者、つまり現在は上昇トレンドに即転換するよりも、いったんは保ち合いに入って、15500円の節目を抜くエネルギーを蓄えてから、次のステージに進む可能性の方が大きいような気がしています。
■そろそろ買い出動か?!
今日の日経新聞に興味深い記事が出ていました。

上は東証1部の高配当利回り銘柄上位15位までを転載。
それによると高配当利回り銘柄がたくさんあり、PER16を割る割安株が増えているのになかなか買いのタイミングがつかめないと、バリュー投資家が困惑しているそうです。
たとえば「割安だからといって買えない。相場が反転するきっかけを待ちたい」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・マネジャー)と。
買えない理由はサブプライムローン問題による米景気減速や円高などですが、円高についてだけ見ても、野村證券の試算では、もし1ドル=100円で推移すると、主要400社ベースで1.9%の減益に陥るとのこと。
しかし、もう一方でそろそろ買い出動を始める投資家も出てきているようです。
オーストラリアのある運用会社は「買い」銘柄に対し、「空売り」銘柄を減らしているというし、アルフェックス・インベストメントの責任者は「購入銘柄のリストは作った。遅くとも12月第1週には動きたい」と話しています。
「12月半ば」というのは、それまでに「金融機関の悪材料出尽くしと利下げ期待で米国株が持ち直し、日本株に波及する」と読んでいるからというのがその理由らしいです。
12月半ばといえば、後、2、3週間。
そろそろ買いを準備するのか、それともサブプライムローン問題によるさらなる下落相場を警戒してもう少し様子をみるか…。
今後、2、3週間の内にさまざまな動きが出てくるでしょうが、その中で自分の考えがどう変わっていくのかを楽しみにしています。
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今日は『ボビーZ』というB級?映画を見てきました。
映画は楽しかったものの、取り立ててコメントするようなものではないので省略しますが、ここで使われていた音楽、ベースを効かせたあの類の音楽、たとえばタランティーノ映画などでよく聞くことができるあの60年代テイストのあの音楽はいったい何というジャンルの音楽なんだろうと思いながら映画を観ていました。
60年代の音楽といえば、まさしくその音楽満載の『ヘアー・スプレー』が人気なようでロングラン決定のようです。
まあ、確かに聞きやすいし、楽しいし、私自身も嫌いではないですが、こうした回顧趣味的なところに陥ってしまうところに<疲弊したアメリカ>、<癒しを求めるアメリカ>が感じとれるような気がしています。
(そういえば『ヘアー・スプレー』の音楽って、ビートルズ以前、ベトナム戦以前の「強くて健康な」アメリカ時代の音楽でしたね。)
そういえば今週号の『ニューズ・ウィーク』誌に「ドル安で始まる帝国の終焉」という記事が出ていました。
記事そのものはいつものニューズ・ウィーク誌の特徴とおり、見出しだけ読めば十分なデキで、その副題「ユーロの台頭と各国のドル離れ加速でアメリカが歴史的転換点に」だけ読めば、内容がすべて分かってしまいますが、雑誌といえば先週の『エコノミスト』誌では「インドシナ『新経済圏』」を特集していて、タイ、ベトナムなどが活気づいて様をスケッチしていますが、これらを合わせて読めば、アメリカという巨大国家はユーロと中国、そしてアジア(ASEAN)に挟撃されて、恐竜のように弱体化していくしかないのだろうかなどと考えていました。
では、また!