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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
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配当、もらうべきか、もらわざるべきか、それが問題だ!

ほとんどの企業は3月決算なので、3月末には多くの企業から配当が出されます。
これを狙って高配当の株には人気が高まり株価が高騰したりもします。

毎年、この時期の雑誌などには「高配当株特集」が組まれることからしても、高配当株の人気は高そうです。
高配当株が好きなのは何も主婦や安全志向の投資家だけに限らず、昨年あたりからはファンドなどからも人気を集めているようです。

今回、ここで私が「高配当株投資法」名づけた投資法は、すでに実践している方にとっては読む必要のないものです。
読んでもらいたいのは、高配当株特集を組んだ雑誌などを読んで配当目当ての投資をしようかと考えている人たちにぜひ読んでいただきたいと思って書きました。

今まで「高配当株」と呼んできましたが、正確には「高利回り株」のことですが、字面が長いので誤解を招くかもしれませんが、以下、「高配当株」と呼んで以下、書いていきます。

■高配当株に対する3つの態度

高配当株を前にして私たちに問われる投資法は次の3つしかありません。

①配当をもらう。株は保有し続ける。
②配当はもらうが、権利確定日の翌日(権利落ち日)に売り抜ける。
③配当をもらわず、権利確定日前の高値で売り抜ける。

以上、3つの方法のどれがもっとも効率的なのか?
少なくとも高配当株を手がける以上、その投資法が一番いい方法なのだと確信してから取り掛かりたいものです。
しかし、高配当株特集を組む雑誌にも、配当について説明のあるサイト・ブログのどれを見ても、上の3つの方法に触れてさえいないものが、ほとんどで、ましてどの投資法がもっとも有利なのかについて書かれているものは皆無に等しいでしょう。

と、いつまで文句をいってみても始まらないので、さっそく考えてみましょう。

ある具体例を元に論を進めましょう。その方が分かりやすいので。

高配当で有名なソトーの昨年3月時を例に取って考えてみます。

ソトーの05年3月期の配当は75円でした。
また2月1日の株価は1899円だったので、その時の利回りは75/1899=3.95%と高いものだったので、当然、権利確定日に向けて買いを集めて行きました。
今、仮に2月1日に買いに入ったとし、その場合、上の3つのケースについてどういう関係になるのかを確かめてみましょう。

数式を一般化できるように、数字を以下のような文字に置き換えておきます。

配当:i円
買い値:a円
高値:b円
権利落ち日の株価:c円
現在株価:x円

ここで上の①の利益をAとすると、
A=i+(x-a)
第1項は配当で、第2項は現在株価から買い値を引いた利益ということです。

同じようにして②をBとすると、
B=i+(c-a)

第1項は配当、第2項は権利落ち日の売り値から買い値を引いた利益ということです。

そして③をCとすると、
C=b-a

これはa円で買ってb円で売ったのでいうまでもないですね。

以上で一般式ができたので、今度はそれぞれを比較してみます。

■権利をもらう場合、すぐに売った方がいいか、保有し続けた方が有利か?

まずは、権利をもらうという場合、①と②の二つがあるわけですが、どちらが有利なのかを見てみます。

そのためにAからBを引いてみましょう。もし、それがプラスならA>Bとなり、逆の場合はBの方がいいということになります。

A-B={i+(x-a)}-{i+(c-a)}
=x-c
となりました。(これは、A式とB式を比較すればxとcが違っているだけなので、こんな計算をしなくても分かりますが)

これはx、つまり現在の株価がc=権利落ち日の株価より大きいならば、
x-c=A-B>0

A>B

つまり配当をもらってすぐ売るより、保有し続けた方が有利だということになります。

ここで実際のソトーの株価をここに入れてみます。
c=1899円だったので、
これを代入すると

A-B=x-1899

これは現在の株価が1899円以上になれば、株を保有し続けた方が有利ということになることを意味しています。

では実際のところ株価が1899円以上になったのはいつか?

ソトーの株価は配当権利落ち日以降、急速に下げていきましたが、4月11日にようやく1906円となりました。
つまり、株をずっと持ち続けていた投資家は、この日初めて権利落ち日に売り抜けた投資家の利益を上回ることができたのです。
(この後、株価がどうなったかというと、4月13~14日に1966円までいきますが、その後は下げて4月末には1900~1906円になってしまいます。)


つまり①が②を上回る利益を上げるためには、権利落ち日以降も保有し続けるが、ただし4月11日以降に売り抜けた場合だけに限るという厳しい条件付きになります。

■配当はもらうべきか、もらわない方がいいのか?

今度は③と①を比較してみましょう。これは配当をもらった方がいいかもらわない方がいいのかという問いにもなるでしょうから注目です。

C-A=(b-a)-{i+(x-a)}
=(b-x)-i
となります。

この式の意味は、高値から現在株価を引いた差額が配当金よりも大きい限り、C>A、つまり配当金はもらわない方が有利だということです。

ここで実際の値を代入します。
権利確定日前の高値は2065円、配当は75円なので、

C=(2065-x)ー75
=1990-x

となりました。
これは株価が1990円を上回らない限り、配当をもらわない方が得だということを意味しています。

逆に株価が1990円を上回れば、配当をもらった方が正解ということになるという意味です。
実際の数字を見てみます。

ソトー株価が1990円を抜いたのは権利確定日からおよそ5ヵ月後の8月29日で株価は1999円でした。
つまり、この時点において株保有方針が「売り」方針を上回ったということができます。
が、ちょっと待ってください。効率性も含めて利益を計算するとどうなるでしょうか?
株価が1999円になった時を基点にして月にいくら利益を出したのかを計算してみると、

A:75+(1999-1899)/5月=175円/5月=35/月
C=2065-1899=166円/2月=88円/月

となり、配当をもらわないで売り抜ける投資法の方が有利だという結果になりました。


以上の考察から、もっともパフォーマンスが良い高配当投資法は、配当をもらわずに権利確定日前に売り抜けるということのようです。

上で見たのはソトーの例でしたが、もし皆さんが関心があれば、昨年の株を例にして実際の投資に臨んだ方がいいと思います。

■なぜ配当をもらわない方が得なのか?

実際、高配当投資をしようとするなら以上の知識だけあれば十分です。
ここから書くのは高配当投資についての考察といったところです。

ここで問題にしたいのは、なぜ配当をもらわない方が得なのかということについてです。
それは単純にいえば、こういうことです。

166円>75円

つまり75円の配当をするソトー株は高配当のために人気を集め、権利確定日までの約2ヶ月間で166円も上昇したのでした。

配当をもらったらすぐ売るという投資家の行動を前提すれば、理論的には株価は配当と同じ75円だけ上昇し、権利落ち日には75円分だけ下落し、下の株価にもどるというのが正常な値動きでしょう。

ところが実際には75円どころか2ヶ月間で166円も上昇してしまったのです。ここに勝機があります。

高配当株など、人気のある株には必ず過剰な投資が行われ、理論値を超えて株価は上昇するのです。

こうして生まれる“ひずみ”こそが短期投資の源泉なのです。

分割、IPO、一部昇格…。

ひずみはまだまだたくさんあります。

そうしたチャンスを探して見てください。


【後記】
昨日は高松建設を例に公募・売出について書こうと思ったのですが、3月決算企業の配当権利日が近づいているので、この高配当株投資法については前から早く書こうと何度も思っていたのですが、ついサボって今日になってしまい、こちらが先になってしまいました。

高松建設については、この方法とは少し違います。というより、その正反対という感じです。
というのは、公募・売出株投資法はひずみを利用するのではなく、むしろ理論値を使うのだから。

理論的に相応しい株価を出して、その値になることを予測して売りをしかけるという方法です。もちろん市場はいつも理論どおりに動くとは限らないので、成功はそこにかかっています。

高松建設については私は5200円くらいまで下げるのは当然と思っていましたが、17日終値はすでに下回る5010円となっています。
これはすでに過剰投資が行われていることを示しています。
もちろん過剰、つまり理論値以上に下げているからといってもう下げ止まるかといえば、そうとも限らないでもっと下げ続けることは十分あり得ます。
でも、これから売るということはしないで今回については観察だけにとどめていた方が無難だと思います。やはり、そうとう無理なところまで下げているような気がするので。

すでに空売りを始めているという方については、その売り時は統計的には2月23日くらいがベストと思いますが、価格決定日がいつになるかによって変わってくるので、情報を毎日チェックした方がいいです

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