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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
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PERなどの指標を考える(3)

■子も子なら母親も…問題ありのPERを真っ当な道に戻す方法

2回にわたってPERについて書いていますが、これは、『株価4倍 割安成長株で儲ける収益バリュー投資術』(角山智著)という本の中のPERに変わる指標を紹介するためだったのですが、長引いて今日まで来てしまいました。

といいながら、最後にもうちょっとだけPERの補足をしておきます。

それは、本当のところ、PERって少しは役に立つんかい?という当然の疑問に答えることです。

といっても、もちろん私ごときに答えられるはずもなく、今回、答えてもらうのは『ウォール街で勝つ法則』という本を書いたジェームズ・P・オショーネシーという人です。
この本については、いつか紹介したいと思っていますが、すばらしい本なので、興味がある人はぜひ一度、本屋で見てみるといいです。6090円はちょっと高いですが…。

で、この本にはPERの有効性がデータで示されています。

【例1】
1951年12月31日に次の銘柄群に1万ドルを投資した場合、1996年にはいくらになったかという調査結果。

①大型株  約160万ドル
②全銘柄  約270万ドル
③低PER銘柄(全銘柄)  約220万ドル
④低PER銘柄(大型株)  約380万ドル
⑤高PER銘柄(全銘柄)  約55万ドル
⑥高PER銘柄(大型株)  約70万ドル

低PER銘柄の方が高PER銘柄よりパフォーマンスが優れているといることがよく分かります。
(ここで大型株が良い成績を収めているのは、それがいわゆる優良株を多く含んでいるからでしょうが、今の日本では異なる結果になるでしょう。参考:『中小型株投資のすすめ』太田忠著(日本経済新聞社出版))

【例2】
全銘柄のPERを十分位数に分けたときの各複利リターン(1951-1996年)
これは細かい数字が出ていないので詳細は分かりませんが、全銘柄をPERの低いものから高いものへと順に並べ、それを10のグループに別けます。そして各グループの年平均何%のリターン(複利)ものです。

①群  14.89
②群  16.70
③群  15.40
④群  13.60
⑤群  12.92
⑥群  11.79
⑦群  10.84
⑧群  10.34
⑨群  10.93
⑩群  10.98
全銘柄  13.23

①から⑩に向けて高PER株になりますが、①を例外とすれば、全銘柄の平均より小さいPER群は高いパフォーマンスを上げていることが分かります。
(①の悪いのは、あまりの低PER株は、いわゆるボロ株だということでしょうか)

短期投資全盛の世の中で忘れ去られたようなPERも、意外に立派な仕事をしてくれているということが証明できたところでPERについての話は終えようと思います。



■「最近の子供は…」とお嘆きのあなたに「真のPER」

昨日までPERについて見てきましたが、実はこのPERにはいろいろな問題があります。

PERをある家庭にたとえれば、そこの子が問題児だという問題です。

PER=時価総額÷当期純利益  ……①

でしたが、この式はいろいろに読むことができます。

今、時価総額が同じであるA社、B社があるとしてA社の方がB社より当期純利益が大きいとするとA社のPERの方が小さくなります。

今度は当期純利益が同じC社、D社があるとしてC社の方が時価総額が大きいとすれば、C社の方がPERは大きくなります。

つまり、ここではPERは、企業の効率性というのか、企業がその規模に見合った利益をどの程度きちんと上げているかどうかを示す数字の意味を持っています。


もう一つの読み方、つまりPER=株価÷1株利益によって、PERは1株利益の何倍で市場で売買されているかを示す数字であることは、あえてつけ加えるまでもないでしょう。

最後に、もう一つの側面から見てみます。

時価総額とはその企業の価値そのもの、つまりその企業をまるごと買収するのに必要な金額になりますが、それを当期純利益で割った数というのは、ある企業価値の全体の金額は、当期純利益の何年分に当たるかという数字を表しています。

ここで、問題なのはここの時価総額、①の分子に問題があります。

だからといって、「ったく、最近のガキは問題が多いぜ!」とこの子を見放してはいけません、お父さん。
家庭に自分の存在感がないからって、そして分数には子がいて母がいるのに、なぜ父がいなんだぁとちゃぶ台ひッくり返そうとしているお父さん!

もう少し静かに私の話し聞いてくださいよ。私だって好きで書いてんじゃないんだから。それに、もう深夜なんですから。


で、話の続きですが、ちょっと疲れてきたので、いきなり、また一つの例を出して考えてみます。

A社とB社は同じ株価で同じ発行済株式総数だったとすれば、当然、同じ時価総額になります。

ところが、A社は有利子負債がゼロ、つまり無借金会社で、現預金は豊富にあるとします。
もう一方のB社は、逆に有利子負債はたくさんあり、現預金はゼロだったとすると、こうした実態を考慮に入れない企業価値の算定方法は実際のところ、あまり役に立たないでしょう。

こうした欠点を補正するとすれば、時価総額に有利子負債と現預金を反映させればいいのだから、①の分子を

(時価総額+有利子負債ー現預金)と代えて、

(時価総額+有利子負債ー現預金)÷当期純利益

これが、この本でいう「真のPER」なのです。

この式の意味は現金をたくさん持っていて、純利益が大きければPERは小さくなり、時価総額と借金が大きいほどPERは大きくなるということです。

こうして借金や現金をたくさん持っている企業の実態を反映したPERにすることに成功したわけです。

ところが、これで済むわけではありません。
というのは、さっきは①式の分子に問題があるといいましたが、実は分母にも問題があるからなのです。

(続く)

【後記】
って、おいおい、いったいいつまで書くつもりだよっていう突っ込みはなしでお願いします。

書いてる私だって毎日、今日で終わらせるぞって思いながらやってるのに、これがちっとも…。

もう飽きましたよね?

分かってます。私だってそうなんですから。明日こそはきっと終わらせる…つもりですが。

ところで、今日は株価がどこも上がり、久々に明るい日が差したような一日でした。

昨日までマイナスだった情けない私のポートフォリオが一気に300万円の利益を出しましたが、これが続けばいいんですけどね、まあそれほど期待もしてませんが。

では、おやすみなさい!
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