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株鳥風月

Author:株鳥風月
2003年より株式投資を始める。
詳しくは「はじめに」をご覧ください。

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成長をめぐる話

ブログを毎日更新するってけっこうしんどいことですね。

ということで今日は先週木曜以降のことを日記風に書いてみます。

2月9日(木)
「北斗の拳」文庫本で全15巻読了。
やっと読み終えた。これを全部読んだのは別に面白かったわけではなく、貸してくれてたH君への義理だったか、ただの勢いだったのか?
それにしても『北斗の拳』というのは長編なのに主人公が成長しない物語だったんだなあと思う。

例えば、『サラリーマン金太郎』(今、たまたま目の届くところに積まれているのが見えたから挙げただけですが)や『のだめカンタービレ』(これは先週、たまたま読んだばかりなので挙げただけですが)にしても、主人公は少しづつ成長していくのに対し、ケンシロウは『ドラゴンボール』のようにパワーアップするわけでも、女性観が深まるというわけでもなく、ただ次々に現れる新たな敵を倒すことを自らの使命というのか、仕事のようにというのか、それを淡々とこなしていく物語なのだけれど、といってそこには『ガラスの仮面』のように使命や仕事を通じて主人公の内面が成長していくという要素が徹底的に排除されていることが、物語としての面白さを減じていることが気になってしかたなかった。

これを貸してくれた職場のH君に、そんなことを話したら、「そんなことないですよお。ちゃんと成長してますよお」と口をとんがらせて抗議されたし、その付近にいた二人ほどは、「あれって泣けませんでした?」ともいうので、私の読み方が不足していたということなのかもしれない。

しかし、その夜、映画『プライドと偏見』を観て私は物語の面白さを堪能した。

この映画は今年、観た中では一番、良かった(といってもまだ20本も観てないが…)。
物語は19世紀のイギリス郊外に住む、嫁入り前の5人娘を抱える一家が舞台となるのだけれど、ヒロインのキーラ・ナイトレイはある冷淡そのものと見える貴族の男に反発し、やがて惹かれていく役を見事に演じた。

「演じた」といっても、アメリカ映画のように、これ見よがしに観客に押し付ける演技ではなく、かといってロベール・ブレッソンほど慎ましいわけでもなく、ほどよく演技という枠に収まったキーラ・ナイトレイはきりりとして、それでいてきらきらとした女性を演じて十分に魅力的だった。

後でフィルモグラフィを見ると彼女はこれまで『スター・ウォーズ エピソード1』、『穴』、『ベッカムに恋して』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』に出演しているとのことで、とすると私としては『穴』以外のすべてで彼女を観ているはずなのにまったく記憶がないというのはどうしたものなのか?

ということは別にしておいて、この映画の面白さの一つをいえば、1人の男と女が出会うことによってそれまでの自分を変えていく、というより変わってしまう自分に驚くほかないというところにあるように思える。

これは長編ではないけれど、その中にたしかに、“成長”というキーワードが隠されていて、それが面白さの一端を担っていることに気づいたとき、『北斗の拳」の物足らなさが少し分かったような気がしたのだった。

2月10日(金)
映画「THE 有頂天ホテル」を観る。
三谷幸喜の作品は1991年の『12人の優しい日本人』以来、5本以上は観ていると思うが一度して感心したことがなく、失望の連続だったといえる。それでも観続けるのは、もしかしたら今度こそはという期待があるからなのだが…。

今度は面白いという評判につられてまたも映画館に足を運んだのだが、なぜあれをフィルムというかたちで表現しなければならないのかという疑問に、映画はまたしても答えてはくれなかった。

三谷の狙った笑いはすべて理解できても、ただ笑えなかったのは私の努力、あるいは度量が足りなかったせいなのか。
それにしても三谷幸喜に舞台との違いを理解する映画監督へと「成長」してもらいたいと願うのは私くらいしかいないのだろうか。

2月11日(土)
小説『イン・ザ・プール』(奥田 英朗著)を読む。

前作『空中ブランコ』に続く伊良部シリーズ第2弾(短編集)。
主人公伊良部は相変わらず独善的・幼児的・変態的精神科医として絶好調だ。
前作では、不完全燃焼だった作品も含まれていたように記憶しているが、今作品はまったく揺らぎない。

伊良部という男は「成長」しない男だ。それは彼が幼児的・マザコン男だからという設定によるだけでなく、短編小説の主人公であるという説話論的位置からやってくる。
つまり彼は二重に「成長」を禁じられている。
そして、この小説の面白さは「成長」を断念したところから来る。

前作『空中ブランコ』は直木賞を受賞してしまったのだから、作者としてはこのシリーズに少しは文学的・精神分析学的な要素や(今回作品に少し垣間見える)社会性などを加味したいところだろうけれど、そうした色気こそがいつも小説をつまらなくしてきたということくらいの知識は持っていそうな作者奥田英朗にはぜひとも“くだらなさ”にこだわり、そこに踏みとどまってもらいたいと思う。

もう一つ付け加えれば、ちょっと恐い看護婦マユミさんは今回、少し彼女の私的領域に言及する部分があったが、1ファンとしては、もっと登場場面を増やして欲しいという気持ちと、これ以上露出すれば(誤解のないように付け加えれば、登場場面がという意味で、白衣のボタンをもう一つ外してもらいたいなどという意味では断じてない)あのキャラが崩壊してしまうのではないかという恐れが交錯しているけれど、やっぱりもう少し登場してもらいたいと願う。

2月12日(日)
もし、ここまで読んでくれた読者がいたとして、この当たりで、「どうしてこれが『「株式投資のココロ』なのだろう?」とふつふつ沸き起こる疑問に対する緊急処置として、昨日、読み始めた『株価4倍 割安成長株で儲ける収益バリュー投資術』(角山智著)という本の「成長株」という当たりでごまかそうと思いつく。


ただ、この本で面白いのは、ある銘柄の「成長」性の判断よりは、割安さの判断としてのEV/EVITDA倍率や「真のPER」などの説明にあるといっていい。

割安さの指標といえば代表的なのはPERであるが、その問題点として、

①景気循環株に適してない。
②成長株に適してない。
③パフォーマンス的にもEV/EVITDA倍率やPCFRなど他の指標に劣っている。 

という点を挙げて「PERを卒業しよう」と呼びかけ、それに変わる指標としてキャッシュフロー、EV/EVITDA倍率や「真のPER]「バフェットの利益率」を挙げ、それについて説明しています。

キャッシュフロー、EV/EVITDA倍率の説明は入門書の域を出るものではありませんが、私自身としてはPER、EV/EVITDA倍率、真のPERという3つを比較したところに興味を覚えました。

もう寝る時間が来たので、これについては明日以降、また書きます。
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